今年のキングジョージVI世&クイーンエリザベスSを制したゴリアット(セ4、仏・F.グラファール厩舎、Goliath)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)でGI・2勝目を狙う。 ゴリアットは父Adlerflug、母Gouach…
今年のキングジョージVI世&クイーンエリザベスSを制したゴリアット(セ4、仏・F.グラファール厩舎、Goliath)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)でGI・2勝目を狙う。
ゴリアットは父Adlerflug、母Gouache、母の父Shamardalの血統。ドイツ生まれのフランス調教馬となる。ここまで10戦6勝。今年5月の仏G3・エドヴィル賞で重賞初制覇。その後は2連敗したが、英G1のキングジョージ?世&クイーンエリザベスSでは7番人気の低評価も何のその、強豪を一蹴してG1初挑戦初制覇を果たした。セン馬で凱旋門賞の出走資格がないため、陣営は早くからジャパンCに参戦する意思を表明。前哨戦の仏G2・コンセイユドパリ賞を快勝し、予定通りの来日となった。今回は日本の馬場への適性がポイントとなるが、能力的に軽視は禁物だ。
これまでキングジョージVI世&クイーンエリザベスSの覇者は、4頭がジャパンCに参戦。90年のベルメッツが7着、96年のペンタイアが8着、02年のゴーランが7着、09年のコンデュイットが4着と苦戦を強いられている。ゴリアットはジンクスを克服し、そして強豪を撃破して戴冠となるか。欧州のトップホースの底力に期待したい。