ロバーツ監督は2016年から9年連続得票も…3ポイントは自己最低 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀監督賞が19日(日本時間20日)に発表され、ア・リーグはガーディアンズのスティーブン・ボート監督が、ナ・リーグではブルワーズのパ…

ロバーツ監督は2016年から9年連続得票も…3ポイントは自己最低

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀監督賞が19日(日本時間20日)に発表され、ア・リーグはガーディアンズのスティーブン・ボート監督が、ナ・リーグではブルワーズのパット・マーフィー監督が受賞した。一方で、今年のワールドシリーズを制したドジャースのデーブ・ロバーツ監督は7位。米ファンからは「賞を奪われた」「何てジョークだ」と“過小評価”への嘆きが広がった。

 最優秀監督の最終候補3人は11日(同12日)にすでに発表されており、ロバーツ監督が4位以下だったことは事前に分かっていた。もっとも、ロバーツ監督に投じられたのは3人からの3位票のみ。計3ポイントで7位にとどまった。

 投票はポストシーズン開幕前に行われるため、ドジャースのワールドシリーズ優勝の功績は加味されていない。しかし、レギュラーシーズンは98勝64敗で激戦のナ・リーグ西地区を優勝に導いているだけに、候補者漏れの段階から地元メディアを中心に嘆きの声が広がった。

 そして、ロバーツ監督が7位という結果に終わると、「ロバーツが最優秀監督になるべきだった」「ロバーツが受賞に値する」「ドジャースにはMVP選手も複数いて年俸も巨大だが、故障者が続出した中で世界一に導いたのは最もアメージングな仕事だった」「3位票がたった3つなんて……」と米ファンも落胆の色を隠しきれなかった。

 地元メディア「ドジャーブルー」によると、ロバーツ監督はドジャース1年目の2016年から9年連続で票を獲得した一方で「今回の3ポイントはロバーツにとってこれまでで2番目に少なく、順位(7位)は最も低い」という。また、最優秀監督賞は「定義が最も難しい賞。というのも、監督の業務の大半は目に見えないものだから。この賞は予想を大きく上回る成果を上げた監督に贈られる傾向がある」と分析し、「ドジャースに対する期待値は毎年非常に高く、この点でロバーツには不利に働く。優勝候補である場合、期待を超えることは難しい」とした。(Full-Count編集部)