<大相撲十一月場所>◇九日目◇18日◇福岡・福岡国際センター【映像】どんな立ち合いだった? 実際の様子 前頭二枚目・若隆景(荒汐)と小結・正代(時津風)の一番で、審判長に続き行司も“待った”をかける場面があった。立て…
<大相撲十一月場所>◇九日目◇18日◇福岡・福岡国際センター
前頭二枚目・若隆景(荒汐)と小結・正代(時津風)の一番で、審判長に続き行司も“待った”をかける場面があった。立て続けの立ち合い不成立に「ええええ!」と館内はどよめき、ファンからは「なんで?」「厳しい」など困惑の声が寄せられた。
1度目の立ち合いで勢いよく当たった若隆景。行司の木村晃之助も「はっきよーい!」と声をかけたが、立ち合いの際に正代の手がついておらず、元小結・琴稲妻の粂川審判長から“待った”がかけられた。
2度目の立ち合いは正代も手を下ろしていたものの、当たった瞬間に晃之助が「まだまだ」と呆れたような表情で制止。館内からは「ええええ!」とどよめきが沸き、その後もざわざわと客席はざわついていた。両力士は困惑気味の表情になったが、ABEMAで解説を務めた元小結の臥牙丸は正代の手つきが不十分であることを指摘した。
3度目の立ち合いは成立。当たってから右を差して下から攻めた若隆景が力強く寄り切って勝利した。一方的に圧倒した若隆景は6勝目。敗れた正代は6敗目を喫した。
立ち合い不成立が続いた一番を受け、解説の臥牙丸は「僕も苦手だったんですよ。“待った”が嫌いで」と吐露。「僕たちは“待った”を“してはいけないこと”と思っているから、たまにそういうことがあると、“してはいけないことをしてしまった”という気持ちになってくる」と力士の心境を説明し、「メンタル的に嫌な気持ちになるので、立ち合いがうまくいかなかったりすることはあります」と語った。
1度目の立ち合いで“待った”がかかるとファンからは「おこられた」「手つき不十分」「審判長ストップがかかった」といったコメントが、2度目でも晃之助が制止すると「ん?」「どーした」「なんで?」「また駄目か」「厳しい」「合いませんな」といったコメントが相次いだほか、その後、一方的な相撲内容となったことに触れて「フライングで気持ち切れちゃった?」「怒られて集中切れた」と指摘する声も寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)