◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前(13日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)金谷拓実は2020年に「プロ初優勝した」宮崎が好きだ。「食べ物もおいしい」。ならば狙い目は名産物の宮崎牛、チキン…
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前(13日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)
金谷拓実は2020年に「プロ初優勝した」宮崎が好きだ。「食べ物もおいしい」。ならば狙い目は名産物の宮崎牛、チキン南蛮、海鮮系か…と思うのだが「広島お好み焼きのおいしい店があるんです」と笑顔で明かした。
プロ野球広島カープOBの片岡光宏さんが宮崎市内で経営する「お好み焼き かたおか」。広島・府中東高のエースとして1979年ドラフト1位で入団し、現役時代はむしろ野手として活躍した人の店を、熱烈なコイ党は見逃さない。「スキあらば(故郷に)帰りたい」と思っている広島県人でもあり、昨年の大会期間中に通い、今年も行こうと思っている。
来季のPGAツアー(米ツアー)参戦を狙っている。前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」終了時点で賞金ランキング1位になれば、同ツアーの最終予選会(12月12日~15日・フロリダ州TPCソーグラス)に出場できたが、首位で迎えた最終日「72」で10位に終わってチャンスを逃した。それでも、2次予選会(12月3日~6日、カリフォルニア州バレンシアCC)にエントリー済みで、挑戦は続いている。
また、残り3試合で賞金ランク1位の平田憲聖と約615万円差の賞金2位につけており、逆転賞金王の可能性は十分。達成すれば、仮に米ツアーへのルートが断たれたとしても、来季のDPワールドツアー(欧州ツアー)の優先順位の高い出場権が得られる。
海外に打って出る意欲にあふれる金谷にやるべきことは多い。今大会は憧れでもある松山英樹も参戦。「松山さんと同じ試合に出られるのはうれしいです。その中で自分らしいプレーをしたい。どんな状況でも全力を尽くすことがモットーですし、それができれば…」。まずは目の前の優勝争いを目指す。大好きなカープOBの店で食べる広島お好み焼きが、そのエネルギーになる。(宮崎市/加藤裕一)