2004年のイチローは首位打者もシルバースラッガー賞を受賞できず 打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞が12日(日本時間13日)に発表され、ドジャース・大谷翔平投手が指名打者部門で2年連続3回目となる受賞を果たした。3度の受賞は…
2004年のイチローは首位打者もシルバースラッガー賞を受賞できず
打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞が12日(日本時間13日)に発表され、ドジャース・大谷翔平投手が指名打者部門で2年連続3回目となる受賞を果たした。3度の受賞はイチローに並んで日本人最多タイ。一方で「2004年が含まれないのか」と、イチローの“意外”な受賞年に注目する声も寄せられている。
シルバースラッガー賞は各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られる。打撃成績のみが評価され、監督とコーチの投票で選出される。外野手部門はポジションに関係なく3選手が選ばれ、イチローはメジャー1年目の2001年、2007年、2009年に受賞している。
ただ、メジャー歴代新記録の262安打、21世紀最高打率となる.372を記録した2004年は意外なことに選外となっている。この年の外野手部門では、打率.337、39本塁打、126打点、OPS.989のブラディミール・ゲレーロ、リーグ1位の43本塁打&OPS1.009のマニー・ラミレス、36本塁打&121打点のゲリー・シェフィールドが栄誉にあずかった。
イチローは受賞した3選手に本塁打やOPSなど、スラッガーの字義通りに強打者を評価する部門で後塵を拝しており、また同年のマリナーズは99敗、勝率.389と低迷したのも影響した可能性がある。歴史的活躍をしながらもシルバースラッガー賞を受賞できなかったことに気づいたファンからは「え、嘘やん」「歴史的記録なのに無理だったのね」「イチローも凄かったと再認識させられます」などと声が寄せられた。(Full-Count編集部)