今秋は34打数16安打、打率.471の活躍 東京六大学野球秋季リーグは11日、全日程が終了。12日には14年ぶりの優勝決定戦が行われ、早大が4-0で明大に勝利して春秋連覇を達成した。試合後には閉会式が行われ、法大・熊谷陸内野手(1年)が首位…

今秋は34打数16安打、打率.471の活躍

 東京六大学野球秋季リーグは11日、全日程が終了。12日には14年ぶりの優勝決定戦が行われ、早大が4-0で明大に勝利して春秋連覇を達成した。試合後には閉会式が行われ、法大・熊谷陸内野手(1年)が首位打者とベストナインを獲得した。熊谷は1年生でタイトル獲得の偉業達成。ネットでは「エグすぎる」「将来の侍ジャパン!」と期待の声が寄せられている。

 熊谷は花巻東(岩手)では佐々木麟太郎内野手らと同期で、高3夏の甲子園ではベスト8入りに貢献。法大進学後の春季リーグ戦は守備で1試合に出場したのみで、打席に立つことはなかったが、秋に二塁のレギュラーを獲得すると、才能が一気に花開く。

 10月12日の東大戦で6打数4安打の固め打ちを見せると、翌日も4安打、さらに3回戦でも3安打を放ち、このカードで15打数11安打の大爆発。その後もヒットを量産し、3日の明大戦で規定打席に到達。今秋は34打数16安打、打率.471の活躍で、今秋のドラフト会議で5球団が競合した明大・宗山塁内野手を抑え、リーグ32年ぶりの「1年生で首位打者」の快挙を達成した。

 突如現れた“新星”にプロ野球ファンは早くも熱視線だ。「3年後ウチにこないか」「ぜひ楽天に」「ガチの逸材」「天才すぎる」などと注目された。熊谷がドラフトに登場するのは2027年。今後の活躍も目が離せない。(Full-Count編集部)