◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前(6日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)大会4勝目に届けば、ジャンボこと尾崎将司(1973、92、94年)、中嶋常幸(1985、2002、06年)、リー・ウェス…

ことしで大会出場は16回目となる石川遼

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前(6日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

大会4勝目に届けば、ジャンボこと尾崎将司(1973、92、94年)、中嶋常幸(1985、2002、06年)、リー・ウェストウッド(1996ー98年/イングランド)と並ぶ3勝を更新して最多となる。「残りのゴルフ人生をすべて使って、なんとかそこを目指したいなと思っていますけど」と石川遼は苦笑い。そう簡単にはいかないと分かっているが、過去15回の出場で2010年、12年、22年と3勝、その他にトップ10が5回と御殿場との相性の良さは抜群だ。

大会の通算獲得賞金で見れば、石川の1億3665万3946円は、尾崎の1億7622万4462円に次いで歴代2位。優勝賞金4000万円を加算すれば、尾崎との3957万516円差を逆転する。

大会4勝となれば史上初

4日間でシーズン最多の2万3569人を動員した昨年も、9位で終えて大会の盛り上げ役を担った。「プレーしていて至る所から歓声や拍手が聞こえてくる。やっぱりこのゴルフ場は、人が沢山いる景色がすごく合う」。ことしもギャラリーの声援を背に、4勝目をかけた1週間に臨む。

2週前の日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」は「甘さが出た。本当に反省点が多い大会だった」と納得には遠いパフォーマンスで56位。試合がない間はショット練習とトレーニングに打ち込み調整してきた。「試合が進むにつれて、優勝できる確率が上がっていくようなゴルフがしたい」と表情を引き締めた。(静岡県御殿場市/谷口愛純)

<大会通算獲得賞金>
1位:尾崎将司(1億7622万4462円/44回出場・3勝)
2位:石川遼(1億3665万3946円/15回出場・3勝)
3位:片山晋呉(1億2375万3933円/23回出場・2勝)