6月9日の東京芝1800m、新馬戦を快勝したクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。前走後は東京スポーツ杯2歳ステークス(11月16日・東京芝1800m)を目標に調整を進めており、今朝6日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。 C…

 6月9日の東京芝1800m、新馬戦を快勝したクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。前走後は東京スポーツ杯2歳ステークス(11月16日・東京芝1800m)を目標に調整を進めており、今朝6日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 CWで北村友一騎手が騎乗。キタサンハナビラが先行して、それにルシフェルが続き、最後方からクロワデュノール。6F標識はそれほど速いわけではなかったが、5F標識を過ぎたあたりから15秒を切るラップを踏んでいき、3頭の集団が3コーナーから4コーナーを抜けるあたりでぐんぐん加速。

 最後の直線に向くと、クロワデュノールが内からルシフェルに並びかけていくも、先頭とはまだ3馬身以上の差があった。ただ、ラスト1F標識手前で11.3秒という速いラップを踏んだことで追いつき、最後もしっかり追われて11.5秒でまとめている。またゴールでは2頭に1馬身ちょっと先着していた。

 時計は6F79.6〜5F63.9〜4F49.8〜3F35.7〜2F22.8〜1F11.5秒。6Fで80秒を切るのは今回が初めてだったが、1週前に強い負荷をかけるというのは前走と同じ。ただ、その時計は今回の方が速いという意味で5ヵ月ぶりでも成長を感じる動きだったと評価したい。

(取材・文:井内利彰)