「東京六大学野球、明大4-2法大」(3日、神宮球場) 1回戦1試合が行われ、優勝に向けて1敗もできない明大は法大との接戦を制した。DeNAドラフト2位指名の法大・篠木健太郎投手(4年・木更津総合)は7回8奪三振3失点と力投。楽天ドラフト1…

 「東京六大学野球、明大4-2法大」(3日、神宮球場)

 1回戦1試合が行われ、優勝に向けて1敗もできない明大は法大との接戦を制した。DeNAドラフト2位指名の法大・篠木健太郎投手(4年・木更津総合)は7回8奪三振3失点と力投。楽天ドラフト1位の明大・宗山塁内野手(4年・広陵)に、プロでは快勝することを誓った。

 神宮に立ち続けてきた2人にしか分からない時間だ。敗れたものの、篠木はすがすがしい表情。同志との対戦を振り返った。

 「1年生から戦ってきて、一番対戦して楽しい打者。楽しめました」

 ドラフト指名後初となる宗山との対戦は、この日最速148キロを記録するなど力のある直球主体。第1、第2打席はフルカウントの末に四球を与えたが、0-0の六回1死二塁の第3打席では一ゴロに打ち取った。

 2年時にともに大学日本代表に選ばれ同部屋だった。「みなさんからしたらアレ(微妙な結果)だったかもしれないですけど」と苦笑いしつつ「上の世界でも負けずに一歩一歩、頑張っていきたい」と力を込めた。

 今季の投球回数は、8試合に登板して1シーズンの自己最多となる59回に達した。「チームに残したかったのはエースとしてマウンドを守り続ける姿」。誇りを胸に、次のステージへ向け準備を進める。