◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 初日(31日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆2759人)来季の米ツアー出場権を争う12月の最終予選会(アラバマ州マグノリアグローブGC)にエントリーし…

3アンダー発進の竹田麗央。勝てば予選会を経ることなく米ツアーへ

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 初日(31日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆2759人)

来季の米ツアー出場権を争う12月の最終予選会(アラバマ州マグノリアグローブGC)にエントリーした竹田麗央は、7月「エビアン選手権」でメジャー初優勝を飾った古江彩佳、メジャー2勝のコ・ジンヨン(韓国)の後塵を拝す初日になった。ボギーなしでまとめながら、バーディは3つで「69」。3アンダーの15位発進には表情に悔しさも浮かぶ。

古江彩佳とコ・ジンヨンのプレーにも目を配った

1Wショットでは毎ホール、メジャー女王2人を30yd前後、引き離す飛距離を生かしてチャンスメーク。そこから「決めきれなかった」ことで後れを取った。最終18番(パー5)は残り20ydからの3打目を寄せきれず、2mを外してパーどまり。18ホールを通じて「グリーンがちょっと重めなので、ラインに負けてしまう」とパッティングで苦労した。

コ・ジンヨンも竹田のプレーに目を見張った

7アンダー2位のコ、6アンダー3位発進の古江のプレーを見て、「ゴルフ全体のレベルが高い。ショートゲームがうまく、100yd以内から必ずチャンスに付けてくる」と世界基準の技を目撃。「やっぱり2人ともショットもパッティングもお上手。もうちょっと付いていきたかった」と早ければ来年には同じツアーを戦うライバルになりうる先輩を仰ぎ見た。

唇をかむ思いの21歳だが、元世界ランキング1位にはその潜在能力の高さが伝わっている。「65」をマークしたコは前回出場した6年前、「両親とすき焼きを食べに行った記憶がある」と思い出しながら、竹田のプレーぶりにビックリ。「今シーズン、日本ツアーで7勝したと聞いて『本当に?』と思って、一緒に回るのを楽しみにしていた。プレーしてみて、本当に良い選手だと感じた」と称賛した。(滋賀県大津市/桂川洋一)