今回のtotoはルヴァンカップ決勝とJ1第35節の5試合、J2第37節の7試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。 まずはルヴァンカップ決勝だ。結果を先に述べると、おそらくアルビレックス新潟が勝利する…
今回のtotoはルヴァンカップ決勝とJ1第35節の5試合、J2第37節の7試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
まずはルヴァンカップ決勝だ。結果を先に述べると、おそらくアルビレックス新潟が勝利する。初優勝への「ルート」が見えているのだ。
実力伯仲のJリーグを象徴するように、近年のルヴァンカップでは初優勝が続いている。2017年から昨年までの優勝7チーム中、実に6チームがJリーグ発足後、初となる栄冠に輝いた。そして現在の新潟は、それらのチームと同じ状況にあるのだ。
現在の新潟は、リーグ戦では15位とJ1残留争いに巻き込まれている状況だ。ここ6試合、勝ち星から見放されており、苦しい状況にある。
だが、この苦境こそが吉兆となる。近年の初優勝チームは、決勝直前のリーグ戦で勝利から遠ざかっていることが多いのだ。
ファイナル直前のリーグ戦の戦いぶりを見ると、昨年のアビスパ福岡は引き分けの後に2連敗と、3戦勝ちなし。2022年のサンフレッチェ広島はヴィッセル神戸に0-4と大敗した後、天皇杯決勝でPK負けというオマケつきだった。
今回新潟と対戦する名古屋グランパスは、8戦負けなしと好調だったはずが広島に敗れ、決勝直前も神戸と引き分けと2試合、勝ち星がなかった。前年にJ1連覇を飾っていた2019年の川崎フロンターレ、2018年の湘南ベルマーレとも、決勝前のリーグ戦で引き分けている。直前のリーグ戦で勝利していたのはセレッソ大阪だけだが、その前には3連敗しており、V字回復の波に乗ったとみるのが妥当だろう。
さらに新潟を後押しするデータがある。前述6チームのうち、4チームが初の決勝進出だった。しかも、うち3チームの相手には、過去に優勝経験があった。おそらく下馬評は低かったはずだが、野心の強さで上回ったのだろう。
確かに、現在の名古屋もリーグ戦連敗中ではあるが、上回るのは新潟の勢い。初優勝チームが新たに誕生すると予想する。
■J1では「プチ下剋上」頻発で…
J1では、下位が上位に引き分ける「プチ下剋上」が頻発しそうだ。
最下位のサガン鳥栖は3位のFC町田ゼルビアと対戦するが、勝ち点1を得るとみる。すでにJ2降格が決まったが、そのぶん、プレッシャーから解放されることが大きい。得点力不足に悩む町田と引き分ける公算は十分だ。
7位のFC東京のホームに乗り込む湘南は14位と残留争いを演じているが、鹿島アントラーズ相手の逆転勝利から始まり、前節は首位の広島を破って3連勝。ただし、相手のFC東京も前節に2位の神戸を破るなど5戦負けなしと調子を上げており、好調同士の一戦はドロー決着が濃厚だ。
17位の柏レイソルは、11位アビスパ福岡のホームに乗り込む。もともと両チームとも引き分けが多く、ともに直近5試合中3試合をドローで終えている。勝点を分け合うとみるのが妥当だろう。
今回のtotoの購入締切は11月2日で、ネット決済による公式サイトでの販売は12時55分(コンビニ決済は11時5分)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。