10月30日(現地時間29日、日付は以下同)を終えた時点で、イースタン・カンファレンスではボストン・セルティックスとクリーブ…

 10月30日(現地時間29日、日付は以下同)を終えた時点で、イースタン・カンファレンスではボストン・セルティックスとクリーブランド・キャバリアーズが4戦無敗でトップタイ。オーランド・マジックは3位の3勝1敗という好位置にいる。

 そのマジックを引っ張るパオロ・バンケロは、今シーズン4試合を終えて平均28.5得点9.3リバウンド6.0アシスト1.0ブロックに3ポイントシュート成功率39.1パーセント(平均2.3本成功)と好調を維持している。

 特に圧巻だったのは29日のインディアナ・ペイサーズ戦。キャリア3年目を迎えた21歳のフォワード(208センチ113キロ)は、プルアップジャンパーやレイアップ、強行突破から豪快なボースハンドダンク、フェイダウェイジャンパー、さらにはプルアップスリーまで飛び出し、前半だけでなんと37得点。試合全体でフィールドゴール成功率61.5パーセント(16/26)を残し、キャリアハイの50得点に13リバウンド9アシスト2ブロックの超絶パフォーマンスで、マジックを119-115の勝利へ導く殊勲者に。

 今シーズンリーグ最多、初の50得点ゲームをマークしたバンケロは、ハーフ(前半または後半)におけるマジックの球団最多タイ記録、球団史上5位タイの高得点をたたき出した。

「疲れたよ。ものすごく疲れた。けどすごいゲームになった」と口にしたバンケロは、試合後にこう話していた。

「ゾーンに入っていた。まるでジムにいるかのようだった。僕は自分のゲームを磨いているんだ。どのショットも入る気がしたし、いい感触だった。毎試合でこうなるわけじゃないけど、今日がそういう日で良かったよ」

 マジックの選手で50得点ゲームに達したのは、2004年のトレイシー・マグレディ以来初で、21歳と351日の到達は球団史上最年少。しかも50得点10リバウンド5アシスト超えは、2005年のレブロン・ジェームズ(20歳と80日/現ロサンゼルス・レイカーズ)に次いでNBA史上2番目の若さとなった。

 2シーズン連続でプレーオフ出場を目指すマジックで、トップスコアラーのバンケロがシーズン開幕直後から大暴れしていることは間違いない。

【動画】キャリアハイの50得点を奪ったバンケロのハイライト!