フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、10月28日(現地時間27日、日付は以下同)にインディアナ・ペイサーズとのアウェー…

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、10月28日(現地時間27日、日付は以下同)にインディアナ・ペイサーズとのアウェーゲームを延長の末に118-114で制し、今シーズン初勝利を手にした。

 1勝2敗としたシクサーズでは、タイリース・マクシーが45得点4リバウンド4アシスト2ブロックと獅子奮迅の働き。さらにケイレブ・マーティンが17得点12リバウンド、エリック・ゴードンが15得点、ケリー・ウーブレイJr.が14得点8リバウンド2スティールと続いた。

 開幕3戦を終えた時点で、シクサーズは大黒柱ジョエル・エンビード(左ヒザのコンディション)、ポール・ジョージ(左ヒザの骨挫傷)が1試合も出場していないのだが、翌29日にリーグはエンビードへテクニカルファウルを言い渡した。

 ペイサーズ戦の延長残り16.4秒。3点を追いかける場面でアンドリュー・ネムハード(ペイサーズ)がフリースローを放つ際、エンビードがコートサイドからタオルを振り回していた行為に対するもの。

 その直後にタイリース・ハリバートンがレフェリーへ直接その行為について抗議したものの、試合ではコールされなかったのだが、翌日になってテクニカルファウル宣告となった。

 また、シクサーズは30日にリーグから10万ドル(約1530万円)の罰金処分を科された。これはシクサーズのバスケットボール運営部代表ダリル・モーリー、ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)らによる発言が、エンビードの健康状態と矛盾しており、NBAの選手参加規約に違反していることに対して科されたもの。

 ただ、リーグが調査したところによると、エンビードが左ヒザのコンディションのためレギュラーシーズン開幕後も試合へ出場できておらず、欠場が続いていることは選手参加規約には違反していないと確認された。

 シクサーズは31日にデトロイト・ピストンズ、11月3日にメンフィス・グリズリーズとのホームゲームが控えている。チーム側は30日の練習でエンビードとジョージが一部のメニューに参加したとしているが、ピストンズ戦は欠場するという。

 もっとも、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、エンビードはここ最近になって5対5のスクリメージ(練習試合)にも何度か加わっているため、今シーズン初出場が近づいていると報じていることから、復帰戦では大きな注目を浴びることになりそうだ。