◇米国女子◇メイバンク選手権 2日目(25日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72)最終18番(パー5)で勝みなみがティショットを左の林に大きく曲げた直後、東南アジアならではのスコールで約2時間の中断を挟んだ。…

勝みなみは初日5位から27位に後退

◇米国女子◇メイバンク選手権 2日目(25日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72)

最終18番(パー5)で勝みなみがティショットを左の林に大きく曲げた直後、東南アジアならではのスコールで約2時間の中断を挟んだ。「(中断のタイミングは)メッチャ嫌でした…」と笑ったが、フェアウェイまでのルートが開けていたことだけは幸いだった。再開後に横へ出し、3打目を左のカラーまで運んで、あとひと筋というバーディトライで終われた。

前半5番(パー5)で池に近い右手前ピンを見事なショットで攻め込んだが、2m強のスライスラインはカップの左を抜けてパーどまり。直後の6番でディボットに入るアンラッキーからボギーが先行し、続く7番でもスコアを落とした。8番(パー3)で最初のバーディを取り返しても、9番では「完全に私のミス」でボギー。流れに乗れなかった。

上を目指せるショットの状態

苦しい前半から、後半のパープレーはショットの状態が悪くなかったからこそでもある。12番のバーディは残り145ydから9Iでベタピンに絡めたもの。バンカー越えの左ピンを納得のショットで攻めたと思いきや、わずかな差で土手の下にこぼれた15番(パー3)は必死のパーセーブ。ティショットがバンカーのフチ近く、立つのも難しいラフに止まった16番でボギーとツキにも見放されたような「74」だった。

初日5位から通算4アンダー27位に後退。「パターがちょっと打ち切れなくて、(カップの)内側から切れていくことが多かった。攻めて攻めて、でいきたい」と再浮上を誓った。(マレーシア・クアラルンプール/亀山泰宏)