10月16日、男子日本代表の富永啓生がインディアナ・マッドアンツに所属することが所属事務所より発表された。マッドアンツはNB…

 10月16日、男子日本代表の富永啓生がインディアナ・マッドアンツに所属することが所属事務所より発表された。マッドアンツはNBAインディアナ・ペイサーズの下部チームにあたり、今後富永はGリーグで腕を磨きながらNBAへの道を模索することとなる。

 仮に富永が順調にデビューを果たすこととなると、Gリーグでプレーする史上5人目の日本人選手となる(帰化選手は除く)。では、過去にGリーグでプレーした4人の日本人選手とは誰なのか、2005年に出場した1人目の選手から振り返っていく。

■1人目:田臥勇太(アルバカーキ・サンダーバーズ)


 田臥はGリーグ(当時はDリーグと呼称)でプレーした最初の日本人選手。2005年9月にロサンゼルス・クリッパーズと契約するも開幕前に解雇された田臥は、同年11月に行われたDリーグのドラフトにて9巡目70位で指名されたアルバカーキ・サンダーバーズに加入した。プレーしたのは2005-06シーズンのみだったが、田臥は34試合に出場すると1試合平均22.5分のプレータイムで6.5得点4.0アシストを記録するなど、主力選手として活躍した。

■2人目:富樫勇樹(テキサス・レジェンズ)


 田臥に次ぐ2人目となったのが、現在も日本代表として活躍する富樫勇樹だ。2013-14シーズンにbjリーグの秋田ノーザンハピネッツでプレーしていた富樫は、シーズン終了後にNBA挑戦を表明。紆余曲折の末に2014-15シーズンはダラス・マーベリックス傘下のテキサス・レジェンズに所属することとなった。同シーズンは25試合に出場すると1試合平均8.3分のプレータイムで2.0得点1.0アシストをマークした。

■3人目:渡邊雄太(メンフィス・ハッスル/ラプターズ・905)


 3人目の渡邊雄太は2018-19シーズンにメンフィス・グリズリーズと2Way契約を結び、その後2シーズンにわたってNBAとGリーグを行き来しながらプレー。Gリーグにおいてはエースとして活躍し、2019-20シーズンには1試合で40得点をマークする試合などもあり、1試合平均17.2得点5.7リバウンドを記録した。また、2021-22シーズンにも調整のためにトロント・ラプターズ傘下のラプターズ・905で1試合だけプレーし、24得点10リバウンド4ブロックを記録した。

■4人目:馬場雄大(テキサス・レジェンズ)


 馬場雄大は2019-20シーズンと2021-22、22-23シーズンにGリーグでプレー。いずれも所属はマーベリックス傘下のテキサス・レジェンズだった。特に21-22、22-23シーズンについては1試合平均で10得点以上を記録。また、3ポイント成功率はいずれのシーズンも40パーセントを超えるなど印象的な活躍を見せていた。

 上記4選手に次ぐ存在となる富永。印象的な活躍を見せることで自らNBAへの道を切り開くことができるか、日本が誇るシューターの活躍に注目が集まる。

【動画】3ポイントの雨にアリウープダンク…渡邊雄太 衝撃の40得点ハイライト