カザフスタンで「ITTFアジア卓球選手権2024」が行われており、今大会で日本女子は団体戦で中国が出場する大会では50年ぶりとなる金メダルを獲得した。そんな大会で飛躍の時を過ごすのが張本美和(木下グループ)。団体戦に続きシングルスでも中国選…
カザフスタンで「ITTFアジア卓球選手権2024」が行われており、今大会で日本女子は団体戦で中国が出場する大会では50年ぶりとなる金メダルを獲得した。
そんな大会で飛躍の時を過ごすのが張本美和(木下グループ)。団体戦に続きシングルスでも中国選手に勝利するなど決勝進出を決めており、複数タイトル獲得に期待が高まっている。
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■団体では早田に代わりエース役担う
張本美は団体戦では腕の負傷から復帰を目指していた早田ひな(日本生命)をベンチに置いたなか中心選手として奮闘してきた。
中国との決勝では1番手で世界ランキング4位の王芸迪をフルゲームで下すと、4番手では同1位でこれまでシングルスでは未勝利だった孫穎莎相手に0-2のビハインドから大逆転勝利を収めた。悲願であった世界女王相手の初白星をつかむとともに、日本女子にとっては1974年大会以来50年ぶりの中国出場大会で金メダル獲得の立役者となった。
張本美はシングルスの戦いでも強さを発揮し、初陣となった2回戦から2試合連続ストレート勝ちで波に乗る。4回戦でマニカ・バトラ(インド)相手に勝利して迎えた準々決勝では世界ランキング6位で張本美(7位)を上回る陳幸同と対戦と一つの山を迎えたなか、3-1で勝利して今大会中国勢相手に驚異の3連勝。さらに、準決勝では日本の伊藤美誠(スターツ)にも3-1で勝利して、圧巻の勝ち上がりで決勝まで駒を進めた。
張本美は現時点で木原美悠(木下グループ)とのダブルスでも準決勝進出を決めており、女子団体、シングルス、ダブルスで三冠獲得の可能性を残している。
木原とのダブルス準決勝ではアイヒカ・ムカルジー、スティルタ・ムカルジー(インド)ペア、シングルスの決勝では金琴英(北朝鮮)との戦いを控えるなか、三冠獲得なるかは期待が高まる。
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