第29回秋華賞(10月13日/GI・京都芝2000m)は春の実績馬に注目が集まり、人気サイドでの決着というのが大方の見立てだ。実際、過去10年でも3連単で10万円以上の配当がなく、比較的堅めなレースと言える。しかし、それでも過去10年中7回の3連単は万馬券。人気の1角崩しは何度も起きている、今年も穴馬台頭に期待だ。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ミアネーロ」を取り上げる。

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■ミアネーロ

秋始動戦となった前走の紫苑Sでは、四角8番手から直線でよく追い込み、先に抜けだした勝ち馬クリスマスパレードの2着に好走。コースレコードが出るほどの前有利の高速馬場だったため、わずかに前を捕えるまでに至らなかったものの、上がりはメンバー最速。敗れはしたが、負けて強しの競馬だった。

この中間は栗東に滞在し、9日には美浦から駆けつけた主戦の津村騎手を背に、同じく栗東で調整をしているステレンボッシュらと3頭併せ。最後方からスタートを切ると、最後は手応え優勢のまま、ステレンボッシュと同入、モスクロッサーには半馬身先着を果たしている。ひと叩きされて調子は上向きだ。

前走は内をうまく立ち回る器用さを見せており、トリッキーな京都内回り2000mでもこの機動力が活きる可能性は十分。さらに2枠2番という超好枠を引き当てたこともプラス材料だ。桜と樫の女王2強に注目が集まっているが、これに割り込むシーンまであっていい。

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