JRAは4日、第75回毎日王冠(GII、芝1800m)の枠順を発表した。宝塚記念5着、大阪杯2着のローシャムパークは6枠9番、ダービー9着の3歳馬シックスペンスは7枠11番、昨年の勝ち馬エルトンバローズは8枠14番から発走する。◆【毎日王冠…

JRAは4日、第75回毎日王冠(GII、芝1800m)の枠順を発表した。

宝塚記念5着、大阪杯2着のローシャムパークは6枠9番、ダービー9着の3歳馬シックスペンスは7枠11番、昨年の勝ち馬エルトンバローズは8枠14番から発走する。

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■1人気は枠問わずも、多頭数なら5枠まで

過去10年、複数勝利を挙げているのは6~8枠の外枠勢。6枠【2.1.2.13】、7枠【2.1.0.17】、8枠【2.2.0.16】で、いずれも勝率は10.0%前後。本レースは5番人気以内が好走馬の多くを占める傾向にあり、6~8枠の5番人気以内馬は【6.4.2.12】勝率25.0%、連対率41.7%、複勝率50.0%をマーク。対して、1~5枠は【3.5.5.13】勝率11.5%、連対率30.8%、複勝率50.0%。

ただし、勝率・連対率で見ると外枠優勢だが、1番人気の成績を除くと、6~8枠が【1.3.2.11】勝率5.9%、連対率23.5%、1~5枠が【1.5.5.12】勝率4.3%、連対率26.1%と差はなく、複勝率においては6~8枠が35.3%、1~5枠が47.8%と、後者が優勢に変わる。

また、例年10~12頭と頭数が収まりやすい本レースだが、13頭立て以上になった過去4回では、6~8枠は【2.0.0.22】。5番人気以内は【2.0.0.6】で、勝ったのは1番人気の2頭。シンプルに1番人気が強いレースであることを物語っているが、2、3着に多いのは、やはり開幕週らしく外過ぎない枠だ。

想定1番人気のローシャムパークは人気サイドの中でも最内の6枠で勝負になりそう。一方、シックスペンスとエルトンバローズは、13頭立て以上になった過去4回の不振データ【0.0.0.16】に該当してしまった。

高い複勝率を誇るのは、1枠【1.0.3.6】複勝率40.0%と4枠【0.3.3.8】複勝率42.9%で、それぞれ複勝回収値が185、121と高値安定。1枠と4枠のうち、11番人気が2回激走している点、脚質に関わらず好走を果たしている点、1番人気は2021年の勝ち馬シュネルマイスターと2017年ソウルスターリング(8着)しかおらず、ソウルスターリングに関しては、オークスまでがピークだったので度外視可能な点を考慮すると、やはりレースをしやすい枠と判断していい。

1枠に入ったヤマニンサルバムはロスなく運べて堅実に駆けそうで、4枠のシルトホルンは東京を主戦場としており、一発あってもおかしくない。

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