2日、大井競馬場で行われた“ダート3冠”の最終決戦、第26回ジャパンダートクラシック(JpnI、ダ2000m)は、フォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。勝ち時計は2分4秒1(良)。1馬身1/4差の2着にはミッキーファイト(牡…
2日、大井競馬場で行われた“ダート3冠”の最終決戦、第26回ジャパンダートクラシック(JpnI、ダ2000m)は、フォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。勝ち時計は2分4秒1(良)。
1馬身1/4差の2着にはミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康厩舎)、2着に5馬身差の3着にはサンライズジパング(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)。
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■内枠から押し切る完勝劇
スタート後はカシマエスパーダがハナに立ち、外の2番手にサンライズジパング、その内にフォーエバーヤングが追走。向こう正面ではフォーエバーヤングが内から主張しサンライズジパングを制すると、早めに進路を確保して直線を迎える。仕掛けられてグイグイとカシマエスパーダに詰め寄ると、残り200m付近で先頭に立ち、後続の追随を許すことなく、世界レベルの強さを見せつけて完勝。レース終了後のウイニングランでは、競馬場内は瑠星コールが鳴り響き、ファンを沸かせた。鞍上の坂井瑠星騎手はGI/JpnI10勝目。
レース後、坂井騎手は「ホっとした。負けられないなと思っていた。春はアメリカで本当に悔しい思いしたので、そのリベンジの思いは強い」とBCクラシックを見据えた。
管理する矢作調教師は「仕上げたかったが、ケンタッキーダービーと比べると7、8分の仕上げ。どっしりと落ち着いて素晴らしい馬」と自信に満ちたコメント。また、「瑠星も自分も生まれ育った大井競馬場で、このような結果を出し、盛り上げることができてよかった」と、自身の大井競馬への思いも口にした。
次はBCクラシックを目指し、14日に検疫、22日へ渡米する。「世界の頂を取りに行く」ためにも、文句なしの勝ちっぷりで、春のリベンジが期待される。
■今年から始動した日本ダート三冠ロード
「世界へ羽ばたくダート競馬へ」と掲げれた日本ダート三冠ロード。1冠目・羽田盃はアマンテビアンコ、2冠目・東京ダービーはラムジェット、最後の3冠目・ジャパンダートクラシックはフォーエバーヤングが制し3冠を分け合う形となった。
最後の一冠にはフォーエバーヤングやラムジェットと世代トップが早くから参戦を示唆していたが、高知のシンメデージー、岩手のフジユージーン、大井のサントノーレなど各地の強豪が揃い、15頭立ての豪華メンバーでファンを沸かせたのも印象的だ。
国内ではチャンピオンズC、暮れに東京大賞典、年を明けてからはフェブラリーSと大舞台もあり、3月には日本馬の活躍が目覚ましいドバイミーティングなど、日本のダート界を占ううえでも、ダート三冠で活躍した各馬の今後の飛躍に期待したい。
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