今夏にイングランド2部のリーズ・ユナイテッドに加わったサッカー日本代表MF田中碧の評価と期待度が急上昇している。 現地時間9月28日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)の第7節で、リーズは本拠地エランド・ロードでコベントリー・…

 今夏にイングランド2部のリーズ・ユナイテッドに加わったサッカー日本代表MF田中碧の評価と期待度が急上昇している。

 現地時間9月28日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)の第7節で、リーズは本拠地エランド・ロードでコベントリー・シティと対戦して3−0の快勝を収めた。その試合で田中は加入後最長となる49分間に渡ってプレーし、3点目の起点となる絶妙のロングパスを繰り出して勝利に貢献した。

 そのロングパスに関してはSNS上での「極上のパス」「憲剛みがある」などのコメントともにすでに話題となったが、そのシーン以外にも見せ場は多かった。長短織り交ぜたパスで攻撃のリズムを作り、巧みなボールテクニックを披露するだけでなく、激しい削り合いの中で相手のパスをインターセプトする場面や、体をぶつけて相手をぶっ飛ばしてボールを奪い取る場面もあった。

 その田中の傑出した働きぶりに対して、クラブが個人ハイライト映像を制作して公式エックス(旧ツイッター)上に公開した。するとファンからは次のようなコメントが寄せられた。

「碧くんマジで最強」
「碧カッコイイーっ!」
「田中碧のここが好き!!ポイント集めたこの動画最高すぎる」
「なんか田中碧は代表でも遠藤に代わりそうな臭いが出てきたね。」
「アンパドゥが長期に渡って欠場することが確定した今、チームが好調を維持するためには彼の活躍が必要不可欠です。」

■アンパドゥの長期離脱で田中の出番増が確実

 田中がリーズに加入したのは、リーグ戦がすでに開幕した後の8月末だった。その影響に加えて、中盤の位置でウェールズ代表の24歳イーサン・アンパドゥがハイレベルなプレーを続けていたことで、田中はチーム内で高い能力を評価されながらもベンチスタートが続き、加入後3試合ではわずか9分間のプレーに止まっていた。

 しかし、そのアンパドゥがコベントリー戦で負傷交代を強いられ、膝のじん帯損傷で長期離脱することが報じられた。チームにとってピンチだが、そのチャンスを田中がどう活かすか。攻撃面だけでなく、イングランドのピッチ上で守備面でも当たり負けしない“強さ”を見せたことは非常に大きな収穫だと言える。現地9月30日にはリーグ第8節のノリッジ戦が行われたが、今後も田中への期待は高まっていくことになりそうだ。

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