■「僕らには王座獲得のチャンスがある」とマレーが鼓舞 9月27日(現地時間26日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツがメディ…
■「僕らには王座獲得のチャンスがある」とマレーが鼓舞
9月27日(現地時間26日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツがメディアデーをこなした。10月5日と7日にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開催されるボストン・セルティックスとの「NBAアブダビゲームズ2024」へ臨むため、この2チームは他チーム(10月1日)より一足早くメディアデーが行なわれた。
プレシーズンゲームとはいえ、2022-23シーズンの王者(ナゲッツ)と翌2023-24シーズンのチャンピオン(セルティックス)の対戦は豪華そのもの。ただ、昨シーズンの優勝メンバーが残るセルティックスに対し、ナゲッツは戦力ダウンがささやかれている。
というのも、ナゲッツは2023年優勝時にシックスマンを務めたブルース・ブラウン(現トロント・ラプターズ)が昨夏退団、今夏は先発シューティングガードのケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(現オーランド・マジック)、バックアップガードのレジー・ジャクソンもトレードの末にフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍。
とはいえ、昨シーズンもMVPに輝いたビッグマンのニコラ・ヨキッチ、エースガードのジャマール・マレーの2枚看板は健在。フォワードのアーロン・ゴードンとマイケル・ポーターJr.も残っていて、今夏にはラッセル・ウェストブルック、ダリオ・シャリッチというベテラン陣もロスターに加えた。
カルビン・ブースGM(ゼネラルマネージャー)は、ヨキッチの全盛時が10年間あることをベストなシナリオとし、あと5年は優勝するチャンスがあると見ていた。
「我々はまだその半分を過ぎた時点にいると見ている。だからおそらくあと5年は同様の状況にいる。1度優勝したことは素晴らしいものだった。早いうちに達成できたからね。ただ、もう一度優勝するのはものすごく難しいことになるだろう」
昨シーズンのナゲッツは、ウェスタン・カンファレンス2位の57勝25敗を残したのだが、カンファレンス・セミファイナルでミネソタ・ティンバーウルブズに3勝4敗でシリーズを落として連覇の道が絶たれた。
ただ、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、ナゲッツには優勝した経験があり、依然としてそのチャンスがあることをうまく利用するべきだとマレーが話していたと明かしていた。
「彼はチームメートたちへ、これが当たり前のことではないと気付かせたんだ。『僕らにはチャンピオンシップを制するチャンスがある。それはどのチームにもあるわけじゃない。じゃあどうするか? それをうまく利用するか? それとも20年後に振り返って後悔するのか?』と言ったんだ」
ナゲッツにはこれまでに挙げてきた選手たちに加え、クリスチャン・ブラウンやペイトン・ワトソン、ジュリアン・ストローサー、ハンター・タイソンといった若手がおり、彼らが成長することで、チーム力は確実に増す。
今後このチームはセルティックスとの2試合を含めて計5試合のプレシーズンゲームをこなし、25日にオクラホマシティ・サンダーとのレギュラーシーズン開幕戦を迎える。キャンプの期間にどれだけチームケミストリーを構築できるか、ぜひとも注目したいところだ。
【動画】ディフェンス面でも貴重な働きを見せるヨキッチの好プレー集!