開催中のWRC第11戦ラリーチリ(グラベル)、WRC2の選手権トップに立つオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)は、優勝を決めればタイトル確定というチャンスを握って今大会を迎えたが、9月28日のデイ2でタイヤのダメージに見舞…

開催中のWRC第11戦ラリーチリ(グラベル)、WRC2の選手権トップに立つオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)は、優勝を決めればタイトル確定というチャンスを握って今大会を迎えたが、9月28日のデイ2でタイヤのダメージに見舞われ2分近くをロス。ここで自身初のタイトルを決めることは絶望的となってきた。

ニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)に10.1秒差の2番手でこの日を迎えたソルベルグは、午前のSS9で首位浮上に成功した。しかし、この日最後から2本目のSS11でタイヤにダメージを負い、ステージ上で停車してのタイヤ交換を余儀なくされた。これで1分40秒近くをロスし、部門4番手に後退。これでグリアジンが再び首位に浮上して、最終日を前にその差は1分0秒3と開いており、ラリー勝利とタイトル確定は厳しくなってきた。

ソルベルグがWRCチリでの勝利を逃した場合、WRC2のタイトルは、最終戦ラリージャパンでサミ・パヤリとの決戦となることが濃厚だ。パヤリは、チリではトヨタからラリー1マシンで参戦しており、続くセントラルヨーロッパもラリー1マシンでのエントリーが発表されているが、自身は「ラリー2マシンでは、今季1戦を残している」と言明している。