第58回スプリンターズステークス(9月29日/GI・中山芝1200m)は、過去10年中5回で3連単が10万馬券、2006年には263万馬券が出るなど、波乱含みの重賞。今年も穴馬台頭に期待が持てる。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ルガル」を取り上げる。

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■ルガル

前走の高松宮記念では1番人気に支持されながらも、直線で伸びを欠き、まさかの10着に敗退。レース直後は不可解な敗戦と思われたが、後にレース中に骨折していたことが判明した。このアクシデントにより、力負けでなかったことは明らかで、このレースだけで評価を大きく下げるのは早計だろう。

2走前のシルクロードSでは、重賞馬アグリに対し、3馬身差の圧勝で自身初の重賞タイトルを手にした。これまでに挙げた3勝はいずれも2着馬に0秒5差以上つけており、勝つときは派手なパフォーマンスを見せるタイプ。まさにハマれば強い馬と言える。

今回は6カ月半ぶりのレースとなるが、この中間はプールを中心に、坂路併用で心肺機能をしっかりと強化している。25日の最終追い切りは、レースでも騎乗する主戦・西村淳を背に馬なりでキビキビとした動き。久々でも臨戦態勢は整っており、夏を越えてさらにパワーアップした印象だ。前回1番人気だったこの馬が、今回は想定10番人気前後と非常にオイシイ存在だ。

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