高山自動車短期大学ラリーチームは、ラリー北海道のインターナショナルクラスに参戦し、4位で完走を果たした。 今年のラリー北海道にメカニックとして参加した学生は5名。しかも、うち4人は今年の春に入学したばかりの1年生だ。初めての実戦となるが、…

高山自動車短期大学ラリーチームは、ラリー北海道のインターナショナルクラスに参戦し、4位で完走を果たした。

今年のラリー北海道にメカニックとして参加した学生は5名。しかも、うち4人は今年の春に入学したばかりの1年生だ。初めての実戦となるが、チームのOBメカニックたちとともに、懸命にトヨタGRヤリスの整備を行った。ドライバーは星野博、コ・ドライバーは髙橋浩子。近年のプロジェクトを見守ってきたふたりがクルーとして参戦した。監督は、昨年までチームのドライバーを務めていた高山自動車短期大学の大橋智樹講師。星野はリスクを避けた走りに徹しながらもSS9でインターナショナルクラスの2番手タイムをマークするなど好走、すべてのステージを走り切り、無事にGRヤリスを北愛国交流広場のサービスパークまで持ち帰った。



ドライバーを務めた星野は「スタートから色々ありましたが、戻ってこられて結果オーライです。終盤になって、やっといい感じで走れるようになり、タイムも出るようになりました。学生メカニックたちも良かったと思います。もちろん技術はまだこれからですが、最初から声は出せているし、動きも良かったので、乗る側としてすごく気持ち良く走らせてもらいました。これで技術スキルが身についたらもっといいと思います」と、学生メカニックたちの働きを振り返った。

岐阜県高山市にある高山自動車短期大学の国際ラリー参戦プロジェクトは1996年にまで遡り、過去にはWRCのオーストラリアやニュージーランド、ラリージャパン、APRCラリー北海道などに参戦を続け、完走記録を伸ばし続けている。

なおチームは、地元高山で開催される全日本ラリー選手権第8戦ラリーハイランドマスターズと、11月のWRCラリージャパンでコースカーを務める予定だという。