「日本ハム3-2西武」(11日、エスコンフィールド) 日本ハムが2試合連続、今季9度目のサヨナラ勝ち。貯金を今季最多の16とした。延長十一回、4番・レイエスが中堅への豪快な19号ソロアーチを放った。その瞬間、球場のボルテージは最高潮に達し…

 「日本ハム3-2西武」(11日、エスコンフィールド)

 日本ハムが2試合連続、今季9度目のサヨナラ勝ち。貯金を今季最多の16とした。延長十一回、4番・レイエスが中堅への豪快な19号ソロアーチを放った。その瞬間、球場のボルテージは最高潮に達した。ベンチ前では新庄監督も両手を広げて、驚いた。

 0-0で迎えた七回2死一塁で打席には水谷。カウント0-1から隅田の内角の146キロの直球をフルスイング。ライナーで左翼ブルペンに飛び込む7号先制2ランとした。

 この日は1番から郡司、マルティネス、清宮、レイエス、水谷と並ぶ攻撃的オーダー。だが、六回まで隅田の前にレイエスの1安打に抑えられていた。水谷の一発まで二塁も踏めない大苦戦を強いられていた。

 先発のバーヘイゲンは7回5安打無失点、9奪三振の好投。六回は2死二塁のピンチで西川に右前打を浴びたが、万波が強肩発動。二走・長谷川の生還を阻止するなど守備陣も盛り立てた。

 しかし、八回。この回マウンドに上がった2番手の宮西が先頭・岸に6号ソロを被弾。さらに得点圏に走者を背負い、3番手・生田目にスイッチしたが、2死一、三塁から西川に同点の適時二塁打を浴びていた。