「日本ハム1-0西武」(10日、エスコンフィールド) エースの貫禄だ。日本ハム・伊藤大海投手が九回を無失点で投げきって、その裏のサヨナラ劇を呼ぶ。自己最多、リーグ単独トップの12勝目。「今年一番良かった。支配的なピッチングができた」と振り…

 「日本ハム1-0西武」(10日、エスコンフィールド)

 エースの貫禄だ。日本ハム・伊藤大海投手が九回を無失点で投げきって、その裏のサヨナラ劇を呼ぶ。自己最多、リーグ単独トップの12勝目。「今年一番良かった。支配的なピッチングができた」と振り返った。

 初回1死三塁、三回1死一、二塁でともに2者連続三振。八回1死一塁での投前への小飛球となったバントはワンバウンドさせて併殺に仕留めた。被安打4、10奪三振。圧巻の114球だった。

 新庄監督は「伊藤君に12勝をつけたかったんで、十二回まで行かせるつもりでした」と明かす。「九回で151キロ。初回と変わらないスピード。投げるコツを本人がわかっている」と絶賛した。

 上位争いを演じることに伊藤は「最高ですね」とニヤリ。「みんながそんな気持ちだと思う。あと19試合、1戦1戦楽しんだ結果が目指すところにあればいいかなと思います」と上を見据えた。