「オリックス1-4ロッテ」(10日、京セラドーム大阪) 126試合目。ついにオリックスのリーグ4連覇への夢が途絶えた。CS争いへ負けられない3位・ロッテ戦に敗れ、首位・ソフトバンクが勝利したことで優勝の可能性が完全消滅した。 杉本の4年連…

 「オリックス1-4ロッテ」(10日、京セラドーム大阪)

 126試合目。ついにオリックスのリーグ4連覇への夢が途絶えた。CS争いへ負けられない3位・ロッテ戦に敗れ、首位・ソフトバンクが勝利したことで優勝の可能性が完全消滅した。

 杉本の4年連続2桁本塁打となる10号ソロで二回に先制したが、先発エスピノーザが3回2/3を3失点でKO。痛い逆転負けに、中嶋聡監督は「点が入っていないってことですからね」と、貧打の続いた攻撃を挙げた。

 試合後、湊球団社長は指揮官の去就について「監督ご自身と話は何もしていない」と語ったが、近日中に球団首脳と中嶋監督が直接会談することが判明。「勝利と育成」の両立を掲げ、昨季まで3連覇に導いた功績も考慮し、続投要請を軸に話し合いが進められるとみられる。単年契約を結んでいるため、監督に決断が委ねられる。

 残り17試合。CS圏内にも6・5差と厳しい状況が続くが、指揮官は「完全に(可能性が)無くなるまでは、絶対に諦めちゃいけないと思うので」とファイティングポーズを崩さない。合言葉の「全員で勝つ」野球で奇跡を巻き起こす。