第38回セントウルステークス(9月8日/GII・中京芝1200m)は昨年3連単で97万8840円の配当が飛び出し、過去10年で10番人気以下が2勝しているなど、跳ねれば大ホームランとなる重賞。今年も大きな一発に期待が持てる。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「モズメイメイ」を取り上げる。
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■モズメイメイ
昨年5月の葵Sで重賞初制覇を果たし、持ち前の優れたスピードを武器に、スプリント路線でのさらなる飛躍が期待されたモズメイメイ。しかし、その後は軽快さを失い、フタ桁着順が続く低迷期に突入。今年の高松宮記念まで、6戦連続で大敗を喫した。
復調の兆しが見えたのは前々走の北九州記念。これまでの逃げ戦法を捨て、中団に控える形にシフトすると、直線では狭いスペースを割って力強い伸びを見せた。16番人気ながら、混戦の中で3着争いを制し、そのポテンシャルの高さを改めて示した。夏の小倉開幕初週という、前に行く馬が有利な流れの中で、差す競馬ができたことは注目に値する。
勢いそのままに、前走では自身初となる直線競馬のアイビスサマーダッシュに参戦。北九州記念と同じように馬群の中で脚を溜め、勝負どころでゴーサインが送られると、残り200mを切ったところから鋭い伸びを見せて先頭ゴールイン。これが実に1年3カ月ぶりの勝利となり、完全復活をアピールした。
陣営によると、ここ2戦の好走の要因は調教パターンの変化にあるとのこと。差し競馬も板についてきており、脚質転換に成功したことが大きな強みとなっている。現在、サマースプリントシリーズではサトノレーヴに次ぐ2位に位置し、このレース2着で同点優勝、勝てば単独優勝が確定する。勝負駆けであることは明らかで、今回も強豪馬撃破の爆走に期待したい。
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