8月6日、エナジークライミングジム春日部にて牛乳石鹼presents Master of BLoC 2017が開催された。Master of BLoCは、関東近郊のジムで行われるシリーズ戦、BLoCの年間ランキングとジャパンカップの上位選手が参加可能な招待制のボルダリングコンペティション。スポーツクライミング普及に力を入れている牛乳石鹼が今年から協賛に入り、賞金総額は国内最大級の115万円と大幅にパワーアップ。オープンクラスのカテゴリーA、B優勝者に与えられるのは50万円で、これはW杯で優勝した場合の金額(日本円換算額)をも上回る。

 大会はボルダリングジャパンカップ(BJC)男子上位によるカテゴリーA、BJC女子上位+ BLoC8thレギュラー女子上位によるカテゴリーB、BLoC8thレギュラー男子上位によるカテゴリーC、BLoC8thミドル男子上位によるカテゴリーDの合計4カテゴリーで実施された。




 注目は例年出場していた伊藤ふたばらに加え、野口啓代、野中生萌が参戦したことでBJCさながらのメンバーが揃ったカテゴリーB。決勝には下馬評通りこの3名に日本代表の加島智子、ユース日本代表の中村真緒、栗田湖有の6名が進出。W杯でもセット経験のある平嶋元がチーフを務めた豪華セッター陣による3つの難関課題を制し、賞金を手にしたのは野中生萌だった。野口、伊藤、栗田が5アテンプト以上かけて完登した第二課題を、途中何度も態勢を変えるなど規定の4分以上をかけた驚異の粘りで一撃すると、最終課題はあっさりと一撃しそのまま優勝を決めた。カテゴリーAでは村井隆一が渡邉海人、波田悠貴らをアテンプト差で抑えて優勝を果たしている。

 2009年にジム主催の草コンペが国内からなくなってしまったことを危惧した関東ローカルジムの協力のもと始まったBLoC(Bouldering Local Circuit)から派生した今大会。来年以降の盛り上がりにも期待していきたいところだ。


<リザルト・決勝>

カテゴリーA
1位:村井 隆一 2t3 3b3
2位:渡邉 海人 2t4 3b4
3位:波田 悠貴 2t6 3b3
4位:今泉 結太 2t10 3b6
5位:山内 誠  1t1 3b3 ※予選1位
6位:藤脇 祐二 1t1 3b3 ※予選2位

カテゴリーB
1位:野中 生萌  3t6 3b5
2位:野口 啓代  3t12 3b12
3位:伊藤 ふたば 2t9 3b12
4位:加島 智子  1t1 2b5
5位:栗田 湖有  1t7 1b7
6位:中村 真緒  0t 1b3

カテゴリーC
1位:佐々木 原  2t3 2b2
2位:村上 優太郎 2t6 2b5
3位:塚田 遼河  1t1 3b4
4位:川又 玲瑛  1t1 3b5
5位:深堀 奨   1t4 1b2
6位:小玉 拓夢  0t 1b4

カテゴリーD
1位:渡辺 颯海 3t3 3b3
2位:齋藤 正樹 2t4 3b6
3位:當山 光  2t5 3b3
4位:橋本 佳祐 1t1 3b7
5位:黒須 泰治 1t3 3b8
6位:小川 恭平 0t 2b5

CREDITS

取材・文

編集部 /

写真

永峰拓也