JRAは6日、第38回セントウルS(GII、芝1200m)の枠順を発表した。 葵S→北九州記念と重賞連勝中の3歳馬ピューロマジックは7枠13番、GI3勝のソダシの全妹ママコチャは8枠18番、スプリント重賞3勝のトウシンマカオは8枠17番から…

JRAは6日、第38回セントウルS(GII、芝1200m)の枠順を発表した。

葵S→北九州記念と重賞連勝中の3歳馬ピューロマジックは7枠13番、GI3勝のソダシの全妹ママコチャは8枠18番、スプリント重賞3勝のトウシンマカオは8枠17番から発走する。

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■真ん中枠が断然の好成績

例年、阪神競馬場で開催されるが、今年は2年ぶりの中京開催。直近では2020~22年に中京で行われた。2014年~23年の7~9月までに中京競馬場で行われたオープンクラスの芝1200m戦9レースを対象とした枠別成績を参考に見てみると、勝ち馬が目立つのは4枠で【4.3.2.8】勝率23.5%、複勝率52.9%と群を抜く。単複回収値も100以上をマーク。5枠は【0.2.3.13】と勝ち星はないものの、複勝率27.8%は4枠に次いでおり、複勝回収値も109と、真ん中枠が安定感を示している。

4~5枠から好走しているのは先行~中団にポジションを取れる馬。4角で半分より前にいた馬は【3.4.4.8】連対率36.8%、複勝率57.9%をマーク。ゴールまでの直線が412.5mと長いため、他場の1200mコースに比べると差し馬の出番は十分ある。ヨシノイースターは安定感ある先行力が武器で「4角で半分より前」のポジション確保は濃厚。キミワクイーンも中団に収まれればチャンスがあっても。

ほかに良績を挙げるのは7枠で、【2.1.2.16】勝率9.5%、複勝率23.8%、回収値は単勝170、複勝117と優秀。ピューロマジックは外からジワっとハナを取り切り、軽斤量を活かした走りが叶いそうだ。また、6~8枠は【4.3.5.51】勝率6.6%、複勝回収値16.4%、1~3枠は【1.1.1.42】勝率2.2%、複勝率6.7%となっており、内枠が劣勢。なお、1枠は【0.0.0.15】と全滅している。スタートから3角入り口までの距離が比較的短いため、内で埋もれるリスクが増すと考えられる。控えていい競馬ができるようになり復調気配のモズメイメイだが、試練の枠に入ってしまった。

2020~22年に中京で実施された本レースだが、今年と異なるのは開幕週に行われていた点だ。今年は開催が進んだ5週目で引き続きAコース。先週、悪天候の中で行われたこともあり、内側の馬場はさらに傷みが増したため、内を走らされると厳しい競馬を強いられることになるだろう。

ママコチャとトウシンマカオが入った8枠は【1.2.1.18】と1~3枠よりはいい。このうち、3番人気以内が【1.1.0.2】と五分なので、実績を考慮すればいずれかが好走する可能性は高そうだ。

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