上地結衣/田中愛美が日本女子として初めての金メダルを獲得 現地9月5日、「パリパラリンピック」(フランス・パリ)女子ダブルス決勝が行われ、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)/田中愛美(長谷工コーポ…

上地結衣/田中愛美が日本女子として初めての金メダルを獲得
現地9月5日、「パリパラリンピック」(フランス・パリ)女子ダブルス決勝が行われ、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)/田中愛美(長谷工コーポレーション)が、第1シードのディーデ・デグロート/アニーク・ファンクート(オランダ)を4-6、7-6(3)、[10-8]で下し、日本女子で初めての金メダルを獲得した。

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第2シードとして出場した上地と田中は、準々決勝、準決勝といずれもストレートで決勝に進出。東京大会で金メダルを獲得した第1シードのデグルート/ファンクートと対戦した。

第1セットで上地/田中は先にブレークしながらも、直後のサービスゲームを破られてリードを守ることができない。互いに3度ブレークして迎えた第10ゲームで遂にリードを許して、4-6でセットを失う。

続く第2セットでもリードする展開をつくった上地/田中。前回の金メダルペアの粘りもあり、2度のサービング・フォー・ザ・セットをものにすることはできなかったが、タイブレークを制してセットを奪い返した。

10ポイントマッチタイブレークでは、序盤から日本ペアがリード。田中が丁寧なストロークでミスなくラリーを続けてオランダペアのミスを誘えば、上地がフォアハンドを強打しウィナー。最後はオランダペアが迫ったものの、一度もリードを許すことなく10-8。3時間の激闘の末に上地/田中が、日本女子として初めての金メダルを獲得した。

なお、女子ダブルスでは1992年のバルセロナ大会からオランダ勢が8大会連続で金メダルを獲得していたが、上地/田中がその牙城を崩した。

ITFの公式サイトに2人のコメントが掲載され、田中は「まだ夢の中にいるようだ」とコメント。上地は「今日、彼女たちに勝つことが可能だということを証明できた。歴史を作ったし、現時点ではキャリアの中で最高の瞬間」と述べている。