小田凱人がシングルス4強。三木拓也とのダブルスでは銀メダル以上を確定 現地9月4日、「パリパラリンピック」(フランス・パリ)男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの小田凱人(東海理化)が、第6シ…

小田凱人がシングルス4強。三木拓也とのダブルスでは銀メダル以上を確定
現地9月4日、「パリパラリンピック」(フランス・パリ)男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの小田凱人(東海理化)が、第6シードのトム・エフベリンク(オランダ)を6-4、6-1で下し、準決勝に進出。また、三木拓也(トヨタ自動車)と組んだ男子ダブルスでも勝利し、決勝進出を果たした。

【画像】小田凱人がシングルス4強!三木拓也とのダブルスでは銀メダル以上を確定「パリパラリンピック」組み合わせ

今年の全豪オープンと全仏オープンを制すなど18歳にしてすでにグランドスラム4勝を挙げている小田。初めてのパラリンピックでは、1回戦でベン・バートラム(イギリス)を6-2、7-6(4)、2回戦でダニエル・ロドリゲス(ブラジル)を6-0、6-1で下し8強入り。

メダル獲得に負けられない戦いとなった準々決勝の相手は、東京パラリンピックで銀メダルを獲得しているエフベリンク。小田は、過去6勝1敗としており、2022年1月から5連勝中としている。

得意としている相手に、小田は第1セット第5ゲームで先にブレークを許したものの、直後の第6ゲームですぐにブレークバック。展開の早い攻撃でプレッシャーをかけ続けると、第10ゲームではエフベリンクが2本のダブルフォールトを犯して、小田が6-4でセットを奪う。

攻撃の手を緩めない小田は、第2セットでもテンポ良くポイントを奪い、第4、第6ゲームでブレークに成功。1-1から一気に5ゲームを連取して、ストレート勝ちで準決勝進出を果たした。

準決勝では、今大会と同会場で行われた全仏オープン決勝で破っている第4シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦する。

また、小田は三木と組んだ男子ダブルスで、第5シードのダニエル・カベルザスチ/マーティン・デラプエンテ(スペイン)を2時間12分の熱戦の末に5-7、6-2、[10-8]で下して、決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。決勝では、ペアでグランドスラム21度の優勝を誇る第1シードのアルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)と対戦。両ペアは今季5度決勝で対戦し、小田/三木の1勝4敗。2004年アテネ大会での国枝慎吾/齋田悟司以来の金メダルを狙う。