J2ブラウブリッツ秋田の本拠となる新スタジアム整備を巡り、秋田市の穂積志市長は2日、新たな建設候補地を、八橋運動公園内の密接する第2球技場と健康広場の敷地に絞って検討していることを明らかにした。市議会本会議で説明した。 スタジアム整備は市…

 J2ブラウブリッツ秋田の本拠となる新スタジアム整備を巡り、秋田市の穂積志市長は2日、新たな建設候補地を、八橋運動公園内の密接する第2球技場と健康広場の敷地に絞って検討していることを明らかにした。市議会本会議で説明した。

 スタジアム整備は市の外旭川地区まちづくり事業に組み込まれ、卸売市場の建て替え後に生じる余剰地に建設する計画だ。だが、着工は2026年から30年に後ろ倒しとなり、この遅れにJリーグが難色。ブラウブリッツのクラブライセンス(リーグ参加資格)取得に影響しかねない状況になっている。

 こうしたことから市は着工を30年より早められる他の用地を検討し始め、市長が6月、「八橋も一つの選択肢」と打ち出していた。第2球技場と健康広場はあわせて約2万平方メートルで、収容5千人以上の競技場を建設可能という。(隈部康弘)