第60回新潟記念(1日/GIII、新潟芝2000m)にはシリーズチャンピオンを狙う七夕賞覇者のレッドラディエンス、同2着キングズパレス、桜花賞、オークスともに3着のライトバックなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「セレシオン」を取り上げる。

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■セレシオン

【中間調整】脚部不安で1年ほど休み、昨年10月に復帰。3勝クラスで足踏みが続いたが、2走前の弥彦Sで快勝を収め、ようやく条件クラスを卒業した。そこから2カ月半ぶりの前走・関越Sがオープンへの昇級初戦。出負けしてしまいいつもより後ろからの競馬となってしまったが、外に出された直線で非凡な決め手を繰り出してレコード決着に0秒1差まで迫る3着に入った。開幕初日でイン前有利だったトラックバイアスを考えれば、勝ちに等しい内容だったと言っていいだろう。

オープン昇級2戦目として、引き続き得意の新潟で行われる新潟記念へ進むのは当初からの既定路線。中間はミニ放牧を挟んで8月6日に栗東へ帰厩しており、8日の初時計でさっそく坂路ラスト1F12秒5といい脚を使った。2週前には同厩レッドラディエンスらとの併せ馬をこなすなど、前走時のいい雰囲気をそのまま維持できているよう。1週前CW追いは3勝クラス&2勝クラスの2頭をそれぞれ1秒以上先に行かせて追走するというハードトレを敢行し、最後にグイグイ追われるときっちり併入に持ち込んでみせた。CW5F65秒1(一杯)は自己ベスト更新の数字。

【最終追い切り】1週前にハードに追われたのが実質の最終追い。レース当週は疲れを残さないよう、ポリでゆったりとした内容消化となった。単走で進んで外ラチ沿いを雄大なフットワークで駆け抜け、ラストもスムーズに加速。

【見解】最終追いは時計面こそ平凡も、落ち着きや動きの切れは申し分なし。首を上手に使えていた点も好感が持てる。1週前CWハード追い→最終追いポリというのは2年前の夏に新潟で勝利を収めた(阿賀野川特別)際と同じパターンだ。名門・友道厩舎は2頭出し。レッドラディエンスのほうが人気となりそうだが、セレシオンにも一発気配が漂う。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう) 【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。