クリッパーズ指揮官がレナードの近況を語る「キャンプに向けて準備はできている」

　今夏ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーHC（ヘッドコーチ）は、アメリカ代表でスティーブ・カーHC（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）のアシスタントコーチを務め、パリオリンピックで金メダルを獲得した。

　もっとも、クリッパーズのスーパースター、カワイ・レナードはアメリカ代表のロスター入りを飾ってトレーニングキャンプへ参加するも、右ヒザのケガのためロスターから外れてしまい、オリンピックデビューを飾ることができなかった。

　今夏チームはポール・ジョージがフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍したほか、ラッセル・ウェストブルック（現デンバー・ナゲッツ）、メイソン・プラムリー（現フェニックス・サンズ）、ダニエル・タイス（現ニューオーリンズ・ペリカンズ）らが退団。

　その一方で、クリッパーズはデリック・ジョーンズJr.やニコラ・バトゥーム、クリス・ダン、モー・バンバ、ケビン・ポーターJr.らが加入した。

　2011－12から2023－24まで、13シーズン連続でレギュラーシーズン勝ち越しを決めているクリッパーズは、3年連続のプレーオフ進出を目指して新シーズンへ臨む。

　チームの主軸はレナードとジェームズ・ハーデン。新加入選手たちに加え、ロスターにはテレンス・マンやイビツァ・ズバッツ、ノーマン・パウエルらも残っており、選手層の厚いロスターを形成している。

　気になるレナードのコンディションだが、ルーHCは先週『ESPN』へ「彼とは常に話している。トレーニングキャンプに向けて準備はできている。彼は好調で、キャンプへ参加するさ」と語っていたことから、10月2日（現地時間1日）のトレーニングキャンプ初日からチームへ合流することが期待できる。

　クリッパーズは今シーズンから新ホームコート、インテュイット・ドームでプレーするだけに、新たな船出となる。そのチームをけん引するレナードが順調な仕上がりを見せていることは、球団にとって朗報と言えるだろう。