ジャパンラグビートップリーグで2季ぶり5回目のタイトル獲得を目指すパナソニック ワイルドナイツは9月1日、東京・秩父宮ラグビー場で、昨季9位からの再起を図る名門の東芝ブレイブルーパスと対戦し、47-10と圧倒して開幕から3連勝となった。東…

 ジャパンラグビートップリーグで2季ぶり5回目のタイトル獲得を目指すパナソニック ワイルドナイツは9月1日、東京・秩父宮ラグビー場で、昨季9位からの再起を図る名門の東芝ブレイブルーパスと対戦し、47-10と圧倒して開幕から3連勝となった。東芝は1勝2敗。

 最初の20分間でリードしたのは、最多5回の優勝を誇る東芝だった。前半12分にPGで先制すると、17分には自陣でのスクラムから逆サイドを攻め、パスを受けた入部2年目の左WTB石井魁が前方へキックしてチェイスに競り勝ち、自らボールを確保しゴールに持ち込んだ。

 しかし、パナソニックは24分から反撃開始。ルーキーのCTB松田力也がトップリーグ初トライで5点を返すと、35分には18フェイズを重ねLOヒーナン ダニエルが得点。コンバージョン成功で逆転した。

 ハーフタイム前にPGで加点し15-10で折り返したパナソニックは、後半の立ち上がりがよく、キックオフからボールをキープし続けてFLベン・ガンターの力走なども光り、PRヴァル アサエリ愛がフィニッシュ。

 東芝のディフェンスはテンポのいいパナソニックを止められず、47分(後半7分)にはCTB笹倉康誉が中央で4人のタックラーをかわしてゴールラインを割った。
 54分にはWTB山田章仁が東芝のパスをカットして独走、65分には突破したSOベリック・バーンズをCTB松田がサポートして連続トライ。終盤にはカウンターを狙った東芝のパスが乱れ、こぼれ球を拾ったパナソニックの途中出場SO山沢拓也がゴールに持ち込み、37点の大差がついた。