パリ2024パラリンピックで水泳チームのキャプテンを務める齋藤元希選手と、パラ卓球の最終予選で劇的な優勝を飾り、パリの切符をゲットした齊藤元希選手。「さい」の漢字がちょっと違うだけのふたりは、パリパラリンピック日本代表として同じ大会を戦いま…
パリ2024パラリンピックで水泳チームのキャプテンを務める齋藤元希選手と、パラ卓球の最終予選で劇的な優勝を飾り、パリの切符をゲットした齊藤元希選手。「さい」の漢字がちょっと違うだけのふたりは、パリパラリンピック日本代表として同じ大会を戦います。
ルーツは山形!?今から1年前、水泳チームの取材をしたとき、齋藤選手が教えてくれました。「この前、初めてパラ卓球の齊藤選手に会ったんですよ」。興味津々の編集部は、それぞれに名前や印象について直撃してみました。
初めて会ったのは、ナショナルトレーニングセンターです。
元希くんについて、会う前から知ってはいたんです。名前だけでも親近感があるのに……。僕は横浜出身なんですけど、生まれたのは山形。水泳の元希くんは山形出身と聞いて、共通点が多いな、って。
実は、地元の山形で名前の読みが一緒という人はいたんですよ。でも元希の「き」が希望の「き」というところまで一緒という人は初めてで。びっくりです。パラの世界に来て、年齢層が幅広いなって思っていたので、年齢が2~3歳しか離れていない齊藤選手に会えてなんだかうれしいです。
「齊藤」の「齊」の字が僕は二本線というだけの違いですからね。
込められた思いは?やる気、元気、勇気とか、そういう感じです(照笑)
僕は、双子なんです。僕は「元希」、弟は「大希」。未熟児で生まれ、両親が「元気に」「大きく」育ってほしいと願いを込めてくれたみたいですね。
名前が話題になるってそうそうないので(笑)親に感謝です!
僕は、もっと今っぽい名前がいいなと思うこともあったんです。それでも感じが「元気」ではなく、「元希」だったことで、水泳の元希くんと同じだったわけなので、よかったなと思います。
日本代表選手団に同じ名前がいるなんて、なんだか自分、持ってるな~。
パリは“一緒に戦う”2度目の国際総合大会齊藤くんと2度目に会ったのはアジアパラです。
同じ大会に出られて嬉しかったです。
そして、パリ。卓球の代表が決まったときは、思わず自分から「おめでとう」のメッセージを送りました。
パリは、僕にとって初めてのパラリンピック。自分が納得できるプレーをしたいです。
自分は400m自由形など複数種目で決勝に進出することです。
パリが終わったら、ぜひ元希くんとごはんに行きたいなと思っています。
競技は違うけど、それぞれの健闘をたたえ合いたいですね。
text by TEAM A
photo by X-1,TEAM A