2024年8月10日 松山競輪第10回施設整備等協賛競輪in松山道後温泉本館全館営業再開・改築130周年記念「道後温泉杯争覇戦」G3(3日目)***************【松山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】赤板で8番手から伊藤裕貴…

2024年8月10日 松山競輪
第10回施設整備等協賛競輪in松山
道後温泉本館全館営業再開・改築130周年記念
「道後温泉杯争覇戦」G3(3日目)

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【松山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】


赤板で8番手から伊藤裕貴が上昇、菊池岳仁をかわして一度先頭に立つが、すぐに菊池が巻き返して打鐘で先行態勢に入る。木村佑来も打鐘から仕掛けると、菊池もペースを上げて主導権争いに。これは菊池に軍配も、終始後方で前団の展開を見極めていた6番手の片岡迪之が最終2コーナーから捲りを打つと、逃げ粘る菊池を直線で捲り切って1着。2着には片岡マークの福島武士。菊池の番手から宿口潤平が差し脚を伸ばして入線。



1着/片岡迪之(S1・岡山93期)
今回成績:特9・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(23年11月大垣以来)

相手次第で、決めずに前々に行こうと思っていました。菊池(岳仁)君が前を取ったので、3車だし、突っ張りがあるのかなと。でも、(伊藤裕貴を)出させたので、後方になるのは嫌だったので、前々にいきました。いい展開とは言えず、結果はたまたまですね、良くない状態で入ったのですが、今日が一番良かったです。もう少し上げていきたいですね。チャンスをものにできるように準備します。

(決勝は)四国とは別で、自分でやります。



2着/福島武士(S1・香川96期)
今回成績:特7・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(24年2月高松以来)

踏みあいになってくれて、良い感じの展開になったと思います。ちょうど車間もあいて、前は遠かったですけど、脚も使っていなかったので、(片岡は)捕まえられるだろうなど。自分の感じもいいと思います。余裕があったら抜けると思うし、踏むタイミングの見極めに集中していきたい。

(決勝は)四国3番手。



3着/宿口潤平(S2・埼玉91期)
今回成績:一5・二2・準3
G3決勝:初

菊池(岳仁)君は力強い先行でしたが、木村(佑来)君が外々にいて、けん制がしづらかったです。(木村の後ろに)櫻井(正孝)君がいなかったので、後ろにいると思い、内をしゃくられないように。キツかったですけど、最後も(菊池を)抜けているし、状態は上々。力上位のメンバーで、何とかG3初の決勝に乗れて良かったです。

(決勝は)新田君の3番手に。

10Rレース結果

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【松山競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】


赤板で6番手から上昇してきた寺沼拓摩が前受けの真鍋智寛をおさえて先頭に立つと、打鐘で中井俊亮が寺沼を叩いて先行態勢に入る。寺沼は中井、柴崎淳の3番手を奪取する。最終HSで真鍋が巻き返しを図ると、柴崎のけん制をクリアし、最終BSで中井をとらえてライン3車で出切る。ゴール前で強烈に追い込んだ3番手の原誠宏が1着。2着は吉田智哉。3着には粘った真鍋智寛で、四国ラインのワンツースリー決着となった。



1着/原誠宏(S1・香川91期)
今回成績:一5・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(22年1月高松以来)

(真鍋、吉田を)信頼して、3番手でしっかりと付いていくだけ。4コーナーは必死でしたが、乗り越えられました。思ったより、伸びてくれましたね。(感触も)日に日に良くなっています。

(決勝も)まずはしっかりと付いていくこと。チャンスがあれば、いいところを突っ込みたいです。
四国の4番手。



2着/吉田智哉(S2・愛媛111期)
今回成績:一1・二3・準2
G3決勝:初

前からの作戦だったので、まずS取りを頑張りました。赤板も想定していたのですが、そこからピッチが上がって、真鍋(智寛)君も突っ張ろうとして下げて、2、3回バックを踏んだのと、最終4コーナーも内に差してしまって、脚を使ってしまいました。1着を取らないといけない展開だったのに、申し訳ないし、真鍋君を2着に残せなかったのも技術不足ですね。選手になって8年目ですが、一番緊張しました。昨日はいいレースができているし、状態は悪くないです。

(決勝も)真鍋君に。



3着/真鍋智寛(S2・愛媛121期)
今回成績:一2・二3・準3
G3決勝:初

何とか4コーナーからカマしていけましたが、1コーナー過ぎの柴崎(淳)さんのけん制がキツかったです。でも、そこで我慢して、何とか下りまではと思って、さらに加速できたので、あとはゴールまでという感じでした。出切るのに、脚を使いましたね。最低限、誰かは決勝にと思っていたので、ライン3人で乗れたのは良かったです。調子を落として不安はありましたが、それなりに調整はしてきましたし、日に日に良くなってきているかなという感じはしています。

(決勝は)力を出し切って、(ラインの)誰かが優勝できるように頑張ります。

11Rレース結果

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【松山競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】


赤板で竹内翼が上昇して誘導後位に入ると、打鐘で中団外並走から新田祐大が動いて先頭に立つ。打鐘から橋本瑠偉がスパートして最終HS前に新田祐を叩いて先行態勢に入り、新田祐は3番手に。新田祐は最終2コーナーから捲り発進すると、グングン加速して最終3コーナーで橋本をとらえて先頭に立ち、そのまま後続を引き離して1着ゴール。最終BSで9番手だった坂本健太郎は打鐘過ぎに内に進路を取ってポジションを上げると、最終4コーナーは外に持ち出して2着。3着には、新田祐の仕掛けに離れ気味となったが喰らい付いた飯野祐太が入線した。



1着/新田祐大(S1・福島90期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:13回(24年1月いわき平)

動き的には誘導が残っていたのが予想外。あとは橋本(瑠偉)君か林(慶次郎)君が来ると思ったので、待てるところまで待って、主導権を取ることも考えました。昨日はレースが作れなかった結果、ラインで決まらなかったのですが、今日はしっかり動いてレースを作ることができていたので、その中での1着だし、脚も戦える感じがあります。

(決勝は)飯野さんとまた並ぶことになるし、また頑張ります。自力です。



2着/坂本健太郎(S1・福岡86期)
今回成績:特3・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:14回目(23年6月久留米以来)

(林)慶次郎が仕掛けてくれたので、ほかの選手の意識が外に向いてくれました。内にいくしかないけど、頼むから(コースが)開いてくれと。そうしたら奇麗に開いたので、ラッキーでした。上出来です。今回は(オールスターの)裏開催だと思って喜んできたのに、2回も新田(祐大)と走るなんて、これはもう表開催ですよ(笑)。最近は着も安定して、練習の感じも上向いているので、その流れで来られています。、
(決勝は)競輪祭最後のチャンスだと思うので、何とか3着以内の気持ちはあります。初連携の片岡君に。



3着/飯野祐太(S1・福島90期)
今回成績:一4・二2・準3
G3優勝:1回(22年11月富山)

追走に集中していましたが、3日間ふがいないです。新田(祐大)との連携が増えてくれば、そこも噛み合ってくると思っています。状態は普通。二次予選は木村(佑来)、準決勝は新田なので、ラインのおかげですね。

決勝も新田に。番手。

12Rレース結果
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/福島武士(S1・香川96期)
2/新田祐大(S1・福島90期)
3/坂本健太郎(S1・福岡86期)
4/真鍋智寛(S2・愛媛121期)
5/宿口潤平(S2・埼玉91期)
6/原誠宏(S1・香川91期)
7/片岡迪之(S1・岡山93期)
8/吉田智哉(S2・愛媛111期)
9/飯野祐太(S1・福島90期)

注目の並び想定は
4真鍋-8吉田-1福島-6原
2新田-9飯野-5宿口
7片岡-3坂本

決勝は真鍋を先頭に、準決勝同様に吉田が番手を回る愛媛両者に、福島、原の香川勢が続いて四国4車連携。
新田には飯野が再度、同県同期連携で、3番手は東で宿口が続く。
四国勢を別で戦う片岡には、坂本がマークして即席連携となる。

ここまで圧倒的なスピードを武器に、3連勝で勝ち上がってきた新田祐大が完全優勝なるか。オールスターには出場叶わなかったが、連日圧倒的な人気に応えており、最終日も今開催のシリーズリーダーとして圧巻のレースを披露するか。
地元勢は4車連携。真鍋は積極果敢な仕掛けで主導権を取ってくるだろうし、初対戦となる新田に4車連携のアドバンテージも活かして一矢報いることができるか注目だろう。
注目の決勝は、松山競輪最終日・第12レースにおいて16時35分発走予定です。



地元G3決勝で健闘を誓う吉田智哉、真鍋智寛の愛媛両者

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開催3日目の第10レース発売中に、場内の映像観覧席にて、松本貴治選手とチャリレンジャーでもある佐々木豪選手の地元2選手によるふれあいトークショーが行われた。


直前に迫ったオールスター競輪に向けては、松本選手が「良しあしが無くて、いつも通りの仕上がりです。しっかりいい状態で6日間戦えるかと思います」。一方の佐々木選手は「久しぶりにレース期間があいたので、香川の石原颯選手とも一緒に合宿して体は仕上がってきたと思います。2週間くらい練習ができて、いい感じです。厳しい戦いですけど、落ち着いていけたらいいと思います」と意気込みを語った。
トークショーでは他にも、自身のストロングポイントについて、松本選手が「豪みたいにすごい脚力はないんですけど、気持ちで何とか連に絡みたい、そういう強い気持ちは持って走っています」。佐々木選手は「脚に頼りすぎて展開不利になることもあるので、どっちとも言えないですが、トップスピードがあるタイプなので、カマシ、捲りが決まった時」と回答。
最近の練習に関しては、松本選手は「なるべく強い人と一緒に練習して、自分の脚力をあげられるように」。佐々木選手は「弟子がたくさんいるので、練習グループが固定されやすい。合宿で他県の選手を呼んだりして、いろいろな刺激を入れるようにしています。ずっと同じ選手と練習していると、ずっと同じ刺激になってしまうので、今回は石原選手に来てもらいました。石原選手と筋トレやモガキなどをして、改めて、今調子のよい選手の強さを知ることで変われたらなと思っています」と
明かした。その後、ファンからの質問コーナーも行われ、普段聞くことのできない興味深い選手のトークに、詰めかけたファンは熱心に聞き入っていた。

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【松山競輪の直近レースレポート】
2024年3月松山記念G3
優勝:古性優作
2023年3月松山記念G3
優勝:山田庸平
2022年10月道後温泉杯争覇戦G3
優勝:福田知也
2021年12月松山記念G3
優勝:橋本強
2021年6月国際自転車トラック競技支援競輪G3
優勝:町田太我
2021年1月松山記念G3
優勝:松本貴治
2020年3月松山記念G3
優勝:平原康多
2019年5月全プロ記念レースF2
優勝:太田竜馬
2019年3月松山記念G3
優勝:渡部哲男
2018年3月ウィナーズカップG2
優勝:武田豊樹