福岡大大濠-滋賀学園 5回裏福岡大大濠1死一塁、古賀が左中間に決勝2ランを放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

22古賀 悠斗(福岡大大濠3年・捕手)
こが・ゆうと 174センチ76キロ 右投右打

捕手転向一年で侍ジャパン入りにつなげた「努力の人」

九州地区を代表する強肩捕手。二塁送球1.8秒台の強肩、高校通算52本塁打を誇る長打力、さらに、キャッチング技術の高さだけではなく、エース・三浦 銀二を献身的な姿勢で支えてきた捕手としての素質。高校2年秋から人生初の捕手とは全く思えない「努力の人」だ。

 中学時代はオール筑紫ベースボールクラブ(フレッシュリーグ)でプレーしていた古賀は福岡大大濠進学後すぐに頭角を表し1年夏は三塁手。1年秋からは遊撃手の座を獲得し、2年春は九州大会優勝を経験。

2年夏は福岡大会でまさかの初戦敗退を喫し悔しい思いを味わった古賀は、直後から捕手に転向。リード面、捕球面、スローイング面といった野球人生初の課題を、地道な練習を積み重ね、着実にレベルアップをしていくことで消化していった。そして2年秋は、公式戦13試合、2本塁打12打点、打率.435と打者として活躍を見せつつ、扇の要から九州大会優勝・神宮大会ベスト4入りに貢献している。

センバツではベスト8入りしたチームをリードで支え。4試合16打数5安打、打率.313、1本塁打、2打点とバットでも結果を残した。春夏連続出場を狙った最後の夏は決勝で東筑に敗れたものの、攻守の総合力・丁寧な姿勢への評価が下がることはなく、三浦と共に福岡大大濠バッテリーで侍ジャパンU-18代表入りの栄誉を勝ち取っている。

今大会の侍ジャパンU-18代表では甲子園で一躍、評価を上げた中村 奨成(広陵)が注目されるが、中村が輝けるのも同等の実力を持つ古賀との切磋琢磨があってこそ。「努力の人」は高校野球生活最後、かつ最高の舞台でも最後まで「世界一」への最善を尽くす。