【パリ五輪】スポーツクライミングのスピード　大舞台で世界新誕生も　日本勢は出場なし

　8月5日、パリ2024オリンピックの大会13日目にスポーツクライミングは競技初日を迎える。日本時間17時からの男子ボルダー&リード準決勝（ボルダー）に続き、女子スピードが同20時に予選シーディングからスタートする。　高さ15m、前傾した9…

　8月5日、パリ2024オリンピックの大会13日目にスポーツクライミングは競技初日を迎える。日本時間17時からの男子ボルダー&リード準決勝（ボルダー）に続き、女子スピードが同20時に予選シーディングからスタートする。

　高さ15m、前傾した95度の壁にセットされた世界共通のコースを登り、「どれだけ速く登れたか」を競うスピード。パリオリンピックの出場人数は男女各14人で、日本勢は出場しない。予選は普段の公式大会と違い、シーディングとエリミネーションのフェーズに分かれる。シーディングは2回の試技でタイムを競い、対人戦となるエリミネーションの組み合わせを決める。7つのレースの勝者7人と、敗者の中でシーディングを含めて最速タイムだった選手1人が決勝トーナメントに進出する。

　男子は昨年に史上初の4秒台が計測され、今年に入り米国の18歳、サミュエル・ワトソンが4秒79までタイムを更新。ワトソンの他にベドリック・レオナルド（インドネシア）、ウー・ペン（中国）などが4秒台後半、他にも5秒台前半の自己ベストを持つ選手たちが多くいるため、混戦模様だ。女子も昨年9月にアレクサンドラ・ミロスラフ（ポーランド）が自身の記録を塗り替える6秒24の世界新記録をマークした。今大会でも最年長30歳のミロスラフを中心にメダル争いが繰り広げられるだろう。男女とも多くの選手がタイムを縮めてきている今、世界新記録誕生に期待したい。

　スピードは5日に女子予選、6日に男子予選、7日に女子決勝、8日に男子決勝が行われる。いずれもTVerでライブ配信される予定。

パリ2024オリンピック
スポーツクライミング｜スピード

スケジュール

8月5日（月）
20:00 ～／女子予選シーディング
20:35 ～／女子予選エリミネーション
8月6日（火）
20:00 ～／男子予選シーディング
20:35 ～／男子予選エリミネーション
8月7日（水）
19:35 ～／女子準々決勝
19:46 ～／女子準決勝
19:54 ～／女子決勝
8月8日（木）
19:35 ～／男子準々決勝
19:46 ～／男子準決勝
19:54 ～／男子決勝

※スケジュールは予告なく変更される場合があります
※時間は日本時間