「パリ2024オリンピック」は4日(日本時間5日)、テニスの男子シングルス決勝戦が行われ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、カルロス・アルカラス(スペイン)との約3時間にわたる死闘を制し、自身初のオリンピック金メダルを獲得した。 これによ…

「パリ2024オリンピック」は4日(日本時間5日)、テニスの男子シングルス決勝戦が行われ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、カルロス・アルカラス(スペイン)との約3時間にわたる死闘を制し、自身初のオリンピック金メダルを獲得した。

これにより、ジョコビッチは男子で史上3人目となる『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+オリンピックの金メダル)』の偉業を達成。試合終了直後、スタンドから応援していた愛娘のもとへと直行し、感涙する姿も見られた。

◆【実際の映像】ジョコビッチ、非願のオリンピック優勝の瞬間……! 震えて涙を流すジョコビッチの姿に胸を打たれるファン続出

■優勝候補の21歳に競り勝ち優勝

37歳のジョコビッチは5度目の五輪で、2大会連続でグランドスラムで優勝した21歳の優勝候補との接戦をものにし、悲願の金メダルを獲得した。

米スポーツメディア『ジ・アスレチック』はジョコビッチが五輪初優勝を遂げるまでの経緯を記事にまとめ、「世界最高のテニス選手に勝つためには何が必要なのか」を説いた。

ジョコビッチは「フレンチ・オープン」の4回戦で右ひざの半月板を損傷し準々決勝を棄権。ちょうど2カ月前に手術が成功したことを自身のSNSで発信していた。

手術から即復帰したジョコビッチは、復帰戦となる五輪初戦で6-1、6-2、6-2と好スタートを切ると失速なく“テニス界の超新星”との対戦に臨んだ。

記事によると、試合は第1セット目は93分、第2セットは77分の死闘となり、対戦相手のアルカラスも「3時間もあのレベルでプレーしたことはないと思う」というほど、白熱した対決だった。

特に第2セットは「史上最高のバックハンドを技術を持つ選手が、キャリアでもっとも完璧なフォアハンドを4回打った」と報じ、「プレッシャーは16年間の蓄積され、母国の期待の期待もますます高まっていた」、そんな状況下でも、ジョコビッチは得意のバックハンドで圧倒。そのときの感触について、ジョコビッチは「あの瞬間に感じた感情の激しさは、今まで感じたことのないものだった」と振り返った。

ジョコビッチは2008年の北京五輪から5大会連続で出場。しかし、北京大会で銅メダルを獲得して以来、メダルから遠のいていた。そのため、準決勝で勝利したときは仰向けに倒れ込み、喜びを爆発させていた。

悲願の優勝を果たしたジョコビッチは「金メダルを手にすることを何年も夢見てきた長い旅路だった」「いずれそうなるだろうとは思っていましたが、いつ起こるかはわからなかった」「しかし、私が成し遂げられるという信念と確信は、私の疑いよりも強かった」と語ったという。

手術明けにも関わらず、一回り以上年下の優勝候補に競り勝ち偉業を達成したジョコビッチ。逆境の中でも自信を持ち続け挑む姿に胸を打たれたファンも多くいたことだろう。

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