安田「120%出せた」  大阪大会準決勝の大阪桐蔭戦で安打を放つ履正社・安田=7月29日、大阪シティ信用金庫スタジアム【写真提供:共同通信社】

 

5 安田 尚憲(履正社3年・内野手)
やすだ・ひさのり 188センチ95キロ 右投左打

高校通算64発、西のスラッガーが世界の「YASUDA」へ

激戦区大阪の強豪・履正社で高校通算62発を放ち、侍ジャパンU-18代表の強化試合で2本を積み上げ、世界との戦いに挑む安田 尚憲。「東の清宮 幸太郎(早稲田実業)」と並び、「西の安田」と称される左のスラッガーは、どっしりとした体格から一発で仕留めるスイングが持ち味だ。

豊津東少年野球団で野球を始めた安田は、小学6年時に阪神タイガースジュニアに選ばれるなど、早くから注目を浴びる存在だった。吹田市立豊津中では阪神で活躍した赤星憲広氏が代表を務めるレッドスターベースボールクラブに所属。硬式野球の基礎練習を十分に積んで履正社へ進学を果たしている。

履正社では1年秋からレギュラーを獲得すると、2年春から4番・三塁の座をつかんで、夏の大阪大会で優勝。甲子園でも打率.333の活躍で3回戦進出に貢献した。2年秋は3番として近畿大会優勝。明治神宮大会では早稲田実業との決勝戦で本塁打を放ち、チームを日本一に導く活躍。この間、16試合を戦った秋の公式戦では50打数21安打4本塁打22打点・打率.420と主砲にふさわしい成績と内容を残している。

迎えた3年初のセンバツでは大阪桐蔭との大阪決勝にこそ敗れたものの、自身は大会でしり上がりに調子を上げ5試合で17打数7安打・打率.412。うち1本塁打含む6本が長打というスラッガーぶりを見せつけた。

最後の夏、大阪大会では準決勝までの7試合で打率.632、3本塁打と大暴れしながら、センバツ決勝の再現となった大阪桐蔭との準決勝に敗れ、甲子園出場は逃した安田。東西スラッガーが手を取り合う今大会では、不完全燃焼に終わった夏の想いをすべて侍ジャパンU-18代表の世界一のために捧げる覚悟だ。