シフィオンテク、得意のローランギャロスでミス連発 現地8月1日、「パリ五輪」テニス競技の女子シングルス準決勝が行われ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)は、第6シードのジ…
シフィオンテク、得意のローランギャロスでミス連発
現地8月1日、「パリ五輪」テニス競技の女子シングルス準決勝が行われ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)は、第6シードのジェン・チンウェン(中国/同7位)に2-6、5-7のストレートで敗れ、決勝進出とはならなかった。
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23歳のシフィオンテクは、2ヵ月前に行われた全仏オープンで史上3人目となる3連覇を達成している。3年前の東京五輪では2回戦で敗れており、今回行われるローランギャロスでの戦いに意気込む。
今大会は、1回戦でイリーナ・カメリア・ベグ(ルーマニア/同143位)、2回戦でディアン・パリー(フランス/同59位)、3回戦でワン・シユ(中国/同52位)をいずれもストレートで下し8強入り。今季3度目の対戦となった第8シードのダニエル・コリンズ(アメリカ/同9位)との準々決勝では、最終セットでコリンズが腹筋を痛めて棄権し準決勝に進んだ。
ポーランドのテニス選手として初のメダル獲得を確実なものとするため迎えた準決勝。今年の全豪オープン準優勝のジェンと激しいストローク戦が繰り広げるも、ジェンのコート深くへのショットで、なかなか攻撃に繋げることができない。結局、第1セット最後までラリーの主導権を握られたシフィオンテクは、アンフォーストエラーが16本を数え、計3度のブレークを許して2-6でセットを失った。
トイレットブレークを取り、気持ちを入れ直したシフィオンテクは、第2セット開始から4ゲームを連取。息を吹き返したかのように思えた。だが、この日はストロークが安定せずに、再びミスが出始める。第5、第7ゲームを落として追いつかれると、5-5の第11ゲームで痛恨のブレークを許して、そのまま5-7とストレートで敗戦。3位決定戦に回ることとなった。
中国の女子シングルス選手としては初めてのメダルを確定させたジェンは、決勝で第13シードのドナ・ベキッチ(クロアチア/同21位)とアンナ・カロリーナ・シュミドローワ(スロバキア/同67位)の勝者と対戦する。