名牝系から新たに大物誕生となるか。エアグルーヴの曾孫となるミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を目指す。  ミッキーファイトは父ドレフォン、母スペシャルグルーヴ、…

 名牝系から新たに大物誕生となるか。エアグルーヴの曾孫となるミッキーファイト(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を目指す。

 ミッキーファイトは父ドレフォン、母スペシャルグルーヴ、母の父スペシャルウィークの血統。半兄のジュンライトボルトは22年のチャンピオンズCとシリウスS、同じくグルーヴィットは19年の中京記念を制している。さらに曾祖母のエアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母のダイナカールは83年のオークスの覇者。したがってドゥラメンテやルーラーシップ、アドマイヤグルーヴと同じ一族となる。

 ここまで3戦2勝。昨年10月の新馬(東京ダ1600m)でデビュー勝ち。続く同12月の1勝クラス(中山ダ1800m)では、後に雲取賞を制するブルーサンを5馬身突き放し、無傷の2連勝を決めた。4カ月ぶりだった前走のユニコーンSは3着だったが、上位2頭は東京ダービーでもワンツーするラムジェットとサトノエピック。この2頭を物差しにすると、世代トップクラスのダート馬であることは間違いない。

 ここでジュンライトボルトに続いての兄弟重賞制覇となるか。同期の砂の両横綱、フォーエバーヤング&ラムジェットに挑むためにも、通過点にしたい一戦となる。