20歳以下世代のセカンドグループに属する8か国・地域が参加する国際大会、「ワールドラグビーU20トロフィー 2017」が8月29日、ウルグアイのモンテビデオで開幕し、U20日本代表はエスタディオ・チャルーアでおこなわれたプールAの初戦で、…

 20歳以下世代のセカンドグループに属する8か国・地域が参加する国際大会、「ワールドラグビーU20トロフィー 2017」が8月29日、ウルグアイのモンテビデオで開幕し、U20日本代表はエスタディオ・チャルーアでおこなわれたプールAの初戦で、U20チリ代表に28-22で競り勝った。

 大会は9月10日まで続き、優勝したチームは、世界トップ12か国・地域が集う来年の「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」に昇格する。

 雨でグラウンドコンディションが悪いなか、日本は序盤に自陣深くでプレッシャーをかけられ、先制を許した。5分、チリがゴール前ラインアウトからのモール後、SHが持ち出して左隅に飛び込んだ。
 19分には相手のキック処理に手間取り、チェイスでプレッシャーをかけたチリの選手に足でボールをコントロールされ、2つ目のトライを奪われる。

 しかし日本は10分、28分とCTB岸岡智樹のPGで得点を重ね、36分にはモールでゴールラインを割り、11-10と逆転して前半を終えた。

 U20チャンピオンシップ再昇格へ向けて初戦でつまずくわけにはいかない日本は、51分(後半11分)、ラインアウトから約20メートルのドライビングモールでトライを奪い、8点リードとする。

 56分にゴール前でFKを得たチリが速攻からピック&ゴーでトライを取り切り、18-17と1点差に詰められた日本だったが、66分、この日優勢だったスクラムで相手を圧倒し、ペナルティトライを獲得、大きな追加点を挙げた。
 71分にゴール右隅へ飛び込んだチリ選手のトライが認められ、3点差とされたものの、日本はリードを守り切り、最後にPGを決めて白星発進となった。

 U20日本代表は9月2日におこなわれるプールAの第2戦で、黒星発進のU20カナダ代表(U20ナミビア代表に●16-31)と対戦する。