バレー男子日本がドイツと対戦。フルセットの激闘の末に敗れた(C)Getty Images  バレーボール男子日本代表(世界ランク2位)が現地時間7月27日、同11位のドイツと1次リーグ初戦を戦い、フルセットの激闘の末に…

 

バレー男子日本がドイツと対戦。フルセットの激闘の末に敗れた(C)Getty Images

 

 バレーボール男子日本代表(世界ランク2位)が現地時間7月27日、同11位のドイツと1次リーグ初戦を戦い、フルセットの激闘の末にセットカウント2-3で敗れた。

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 ネーションズリーグ(VNL)では準優勝と躍進し、世界ランクは大会前の4位から2位となった。その1次リーグでも対戦し、フルセットの激闘の末に勝利した相手と再び対戦。第1セットは髙橋藍、西田有志のアタックがブロックされるなど、序盤から2-6でリードを広げられる。さらに、39歳の大ベテラン、ギョルギ・グロゼルに2本目のサービスエースを決められるなど、2-9と劣勢となった。

 日本はこの日、2回目のタイムアウトをとると、中盤は西田が躍動し、強烈なスパイクとブロックも決まって徐々に調子を取り戻してきた。相手のスパイクもブロックするなど追い上げを見せたが、先にドイツに20点目を入れられると、最後もグロゼルに決められて17-25で先取された。

 第2セットは西田のブロックで先制すると、髙橋藍、石川がスパイクを決めて3-1とする。ドイツも反撃して5-5。それでも石川のスパイクなどで食らいつくが、先にドイツに10点目を入れられると、中盤で9-12と3点差をつけられてしまう。

 それでも、西田がサービスエースを決めて12-12の同点にすると、キャプテン石川のスパイクで日本が4連続得点で13-12と逆転に成功した。しかし、ドイツの猛攻で一進一退の攻防に。先に20点目を取られるが髙橋藍のスパイクで同点。石川が決めて23-22とリードすると、髙橋藍、石川が決めて25-23でこのセットを奪い返した。

 波に乗りたい日本は第3セット、山内晶大のスパイクなどで6-2と序盤からリードすると、さらにブロックも決めて7-2。その後、徐々にドイツが追い上げを見せるが、中盤は西田、石川のスパイクで突き放す。西田が20点目を入れると、小野寺太志がサービエースを決めてセットポイント。最後は石川が決めてこのセットも25-20で奪った。
 
 第4セット、中盤に10-12とリードを許したが同点に追いつくと、終盤は点の取り合いとなり、このセットを28-30で奪われた。VNLのときと同様に最終セットまでもつれ込んだ一戦は、流れをつかんだドイツの前にこのセットを奪われ、セットカウント2‐3で敗れた。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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