DeNAに逆転勝ちし、タッチを交わす中日・京田(左)と荒木=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】序盤の劣勢をはね返した中…

DeNAに逆転勝ちし、タッチを交わす中日・京田(左)と荒木=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】
序盤の劣勢をはね返した中日が7対6で横浜DeNAに逆転勝利。森繁和監督が勝機と見た8回裏のさい配が見事に的中した。
試合開始直後は横浜DeNAの猛攻に苦しんだ。1回表、先発・吉見が桑原の2塁打と2つの四球で満塁の窮地を招くと、宮崎に11号グランドスラムで先制点を許した吉見は1回4失点で早々とマウンドから姿を消した。
直後の1回裏、亀澤と大島の連打でつくった好機にゲレーロの32号3ランで1点差とするも、2回表のマウンドに上がった伊藤が石川の犠牲フライなどで2点を失った。それでも伊藤は2イニング目以降の3回表と4回表を無失点に抑えて横浜DeNAの追撃を防いだことでチームに流れを呼び込んだ。
3点を追いかける4回裏、1死から藤井の四球と高橋の2塁打で2、3塁。ここで松井雅が右中間を破る2点タイムリー2塁打を放って1点差とすると、3番手以降のリリーフ陣も粘りの投球を見せる。3番手の祖父江が2イニングを1安打に抑え、4番手の谷元は1死1、2塁の場面を無失点で切り抜けた。8回表を又吉がきっちり3者凡退に仕留めて迎えた直後に勝負どころを迎える。
8回裏、先頭打者の福田がレフト線を破る2塁打で出塁すると、森監督は「動くときは全部動いてやろうと思っていた」と勝負手を繰り出していく。まずは代走に工藤を送り、藤井の犠打で1死3塁とした場面。この試合2安打の高橋に代わって打席に送った荒木がしぶとくレフト前に落とすタイムリーで同点に追いつく。さらに松井雅がスリーバントを決めると、2死1、2塁で迎えた京田が放った打球はライト前に。浅めの当たりではあったが2塁走者の荒木が華麗なヘッドスライディングで本塁を陥れ、これが決勝点に。9回表は守護神・田島が3人で片付けて逆転勝利を成立させた。
一方、逃げ切りに失敗した横浜DeNAは、8回裏に2点を失った4番手のエスコバーが2敗目。打線が3回以降に追加点を奪えなかったことで苦しい試合運びとなってしまった。