ネイビーをメインにオレンジ色も…球団として初めて胸元には「Kanagawa」 横浜DeNAベイスターズにとって2024年は、前身の大洋ホエールズが神奈川県に本拠地を移して70年目の節目となる。「ありがとう神奈川。これからも共に。」プロジェク…

ネイビーをメインにオレンジ色も…球団として初めて胸元には「Kanagawa」

 横浜DeNAベイスターズにとって2024年は、前身の大洋ホエールズが神奈川県に本拠地を移して70年目の節目となる。「ありがとう神奈川。これからも共に。」プロジェクトの一環として「Kanagawaユニホーム」を作成。7月26日から8月18日までに行われる主催全12試合ではこのユニホームを着用するだけでなく、勝利した際にお立ち台でヒーローが叫ぶ「I☆YOKOHAMA」が「I☆KANAGAWA」に変わる。

「Kanagawaユニホーム」は、球団として初めて胸元に「Kanagawa」の文字をデザイン。1955年当時のデザインをオマージュし、当時の球団ロゴカラーであるネイビーをメインに、背ネームなどにみかん色やオレンジ色を採用した。

 ビジネス統括本部マーケティング部の浦田晃仁さんは「日頃の感謝の気持ちを伝え、この土地で人々の生活に根付いた球団であり続けるためにはどんな活動をしたらいいのか検討しました。その結果、チームのメンバーが『Kanagawa」を胸に掲げたユニホームで試合に臨むことで、横浜市内だけではなく、神奈川県内の多くの皆さまに感謝を届け、ともに戦う姿勢を見てほしいと思いました」と制作の経緯を説明した。

 デザインは同本部MD部の企画グループの大関章寛さんを中心に、70年前から愛されてきたデザインを踏襲しつつ「これからも神奈川の皆さまに愛され続ける未来へ繋げていくことを表現できるよう考えました」と明かす。

 とはいえ70年前のことだけに、大関さんは「1955年当時のサンプルがなく、参考書物とネットの画像を元にロゴデザイン、カラーをイメージして、現代解釈でつくり上げた点は苦労でもありこだわった点でもあります」と話した。

 地元・神奈川への感謝を胸に――。後半戦のスタートは、特別な戦闘服とお立ち台での“叫び”にも注目だ。(町田利衣 / Rie Machida)