悲願の優勝へ三浦監督の舵取りも注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext  カブス傘下3Aを退団、去就が注目されていた元DeNA投手のエドウィン・エスコバーが7月25日、自身のXを更新。メキシコに…

 

悲願の優勝へ三浦監督の舵取りも注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 カブス傘下3Aを退団、去就が注目されていた元DeNA投手のエドウィン・エスコバーが7月25日、自身のXを更新。メキシコに移籍することを報告した。

 エスコバーは日本語で記されたメッセージ画像を投稿。「親愛なる横浜ファンの皆さんへ。。。残念ながら、この度は横浜復帰の夢が叶いませんでした」と報告した。

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 続けて「『横浜に戻って優勝したい』という純粋な気持ちを伝えてオファーを待ちましたが、現在のチーム状況においては私が貢献できる場所はないようです」と無念の気持ちをにじませながら、記した。

 続けて「条件面にはこだわらず、登板する機会を求めて、私は次の舞台にメキシコを選びました。投げ続けていれば、いつかまた横浜ファンの皆さんの前でプレーできる日が来ると信じています」と結んだ。

 エスコバーは17年に日本ハムに入団し、同年途中にDeNAに移籍すると7年連続40試合登板を果たすなど、鉄腕でブルペンを支え続けた。山崎康晃に教わったとされる「男は黙って投げるだけ」の決めゼリフでも知られ、今回カブスを退団したことで、再び横浜の地に戻ってくるのではないかとファンの期待も高まっていた。

 しかしエスコバー自身が記したように、DeNAからオファーは届かなかったようだ。

 背景には上位4チームが3.5ゲーム差と史上空前の「混セ」となる中、現在首位巨人と2.5ゲーム差の3位につけるDeNAに充実の戦力が整いつつあることも影響していそうだ。

 現在助っ人外国人枠は野手では前半戦だけで15本塁打をマークしたタイラー・オースティン、先発陣では先の巨人戦でも好投したアンドリュー・ジャクソン、前半戦で5勝をマークした左腕のアンソニー・ケイ、中継ぎでもローマン・ウィックが機能している。ここに昨年来日1年目で33ホールドをマーク、シーズン終盤には抑えも任されたJ・Bウェンデルケンもファームで調整を続けており、新助っ人野手のマイク・フォードもチーム合流となれば、エスコバーが望んでも「枠」が空かなかったことがうかがえる。

 チームにとっても3位からリスタートとなる後半戦では、悲願の優勝へ向け、さらにエンジンを加速させることが求められる。
 
 持ち味の「打ち勝つ野球」と同時に要所で目立ったミス撲滅、「勝利の方程式」構築など、Vロードに向け整備しておきたい課題もある。

 史上最大の混セといわれる中、98年以来の優勝を目指すチームが抜け出せるか。26日から再開する後半戦最初のカードはいきなり本拠地に、首位・巨人を迎える。ファンをさらに熱くさせる激闘を期待したいところだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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