なでしこジャパン北川ひかるインタビュー(前編) 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)が、なでしこジャパンに戻ってきた。2024年2月、パリ五輪アジア最終予選の直前、追加招集という形だった。 代表復帰の予感はあった。その3週間前、皇后杯決勝で…

なでしこジャパン
北川ひかるインタビュー(前編)

 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)が、なでしこジャパンに戻ってきた。2024年2月、パリ五輪アジア最終予選の直前、追加招集という形だった。

 代表復帰の予感はあった。その3週間前、皇后杯決勝で北川は優勝した神戸の左ウイングとして、存在感を示していたのだ。延長終了間際には、ゴール前に自ら飛び込んでいって決定機を生み出すなど、スタジアムを沸かせた。

 その直後、舞い込んできたなでしこジャパンへの追加招集の一報。パリ五輪への出場権をかけた国立競技場での一戦(vs北朝鮮)でスタメンの座をつかむと、プレースキッカーも担当し、多くのチャンスを作り出した。そして、チームの勝利とパリ五輪出場切符獲得に貢献。自身のオリンピック出場への扉も一気に開いた――。

        



パリ五輪での活躍が期待される北川ひかる

北川ひかる(きたがわ・ひかる)
1997年5月10日生まれ。石川県出身。小学校卒業と同時に、JFAアカデミー福島に入校。2014年U-17女子W杯では日本の優勝に貢献する。2015年、特別指定選手として浦和レッズレディース入り。翌年、正式に入団。2018年、アルビレックス新潟レディースに完全移籍。2023年にはINAC神戸レオネッサに移籍し、主力として活躍。翌2024年、なでしこジャパンへ復帰。パリ五輪の代表メンバーとなり、大舞台での飛躍が期待される。